【輝く女性インタビュー第10回:潮江 亜紀子さん】

このインタビューもお陰様で第10回になりました。
記念すべき10人目の輝く女性は、会員№23。協会立ち上げ当初から関わってくださっています。
協会運営サイドでも、この2年で大きく変化した方のベスト10に入る会員さんなのではないかと言われている頑張り屋さんの潮江さんです。

●自己紹介からお願いします。
はい、潮江亜紀子です。シングルマザーになって4年になります。今は、小学校5年生・4年生・年長さんになる3人の子供と実家に暮らしてます。子育ては大変ですけどかわいいですね。
今の仕事は三和交通という会社でタクシー乗務員やってます。まだ入社3ヶ月目で、毎日新しいことを覚えたり、失敗して怒られたりしながらがんばってるところです。

●どうしてタクシー乗務員を選んだんですか。
前回の仕事を退職しなければいけなくなった時に、取引先のタクシー会社さんから「うちに来ないか」と言っていただいたことがあったんですね。その後、仕事探してるときも年齢的にいい仕事だからと勧められることが多かったんです。それで求人を見ていると、給料的にはすごくいいので、『これはタクシーに行け』と言うことなのかな(笑)と思っちゃったんですよ。
その時、たまたま今の会社で【女性ドライバー募集】の広告が目に入ったんですよ。女性ドライバーの育成に力をいれている会社だったので、入社を決めました。
仕事は、大変と言えば大変ですが、走ることにはずいぶん慣れてきました。ウチの会社はお客様にとても良い方が多いんですね。常連のお客様も多く、地域によってはほとんどが無線での呼び出しだったりします。
売り上げが要求される部分はありますが、以前の保険会社と大きく違うのは、保険は月によってできない時ってやっぱりあるんですね。でも、タクシーってとりあえず走れば、乗せればお金になるのがありがたいですね。
仕事は楽しいですよ。まだまだなことも多いですけど、どうしたら楽しく働けるかを、常に考えて働いています。
周りの方も、本当にいい方ばかりで。外にでると孤独な商売なんですが、仲間意識がしっかりあるのでとても助かってます。

●どうして、離婚されたんですか。
DVですね。髪の毛を掴まれて落とされて、警察沙汰になったのが決定的でしたね。
もともとは経済的不安定から起こったことなんですけど。
私たち2人とも、子供ができるまでは建築関係で順風満帆な仕事だったんです。
でも、子供ができて、茅ヶ崎市内で引越した途端に主人の仕事がぱったり無くなったんです。
主人は建築でも専門性の高い仕事だったので、他に建築不況がきててもわりと平気だったんですけど、本当に急に仕事が無くなりだしたんです。1ヶ月まるまる仕事がなかったりして。
私も働きたかったんですが、子供が保育園に入れなくて。認可外に2人預けるしかなくて、でも、認可外2人は保育園料だけで10数万かかるわけですよ。働きたくても働けないってなって。消費者金融とか使い始めて旦那もおかしくなってきて。
どうしようって感じで、出口がなくて悶々としてましたね。
主人も仕事がなくなってきたことでおかしくなってきて、逆に浪費するようになってくるんです。高額な熱帯魚とか買ってくるんです(笑) 熱帯魚何匹も次々買ってくるし、熱帯魚見ながらボーっとしてるんですよ。今思うと精神的にうつになってたのかもしれない。
そんな、いろいろ積もったものがDVになったんだと思います。
私も離婚はしないほうがいいと思ってはいたんですけど、身の危険を感じて子供と実家に帰ったんです。もうすこしがんばってればよかったのかなとも思いますけどね。

●今回「きぎょう塾」に申し込まれましたね。きぎょう塾で何をしたいですか。
あの実は、「したいことを見つけるため」に入りました(笑)
自分に何が向いてるかわからないんですけど、したいことはたくさんあるんです。
ただ、明確じゃないというかどうなるかわからない部分やそれで稼げるのかどうかも知りたいです。
人を助ける仕事がしたいんですけど、自分がやりたくてもニースがなければダメだし、もちろんちゃんと収入にならないとダメだし。稼げるようになるのは親の責任だと思ってます。
カウンセリングなどの教育をきちんと受けてるわけでもないですけど、そのあたりをみつけたいと思ってまして、他力本願なんですが私の何かを見つけてもらいに行く予定です

私は、小心者なのに楽天家なので参考になりませんけど(笑) 楽しむときは楽しもうよと思います。今本当につらい人には助けになりたいと思っていますし。こういう考え方もあるよっていうのを知らない人多いと思うので、そんな方の側何か助けになれるような人になれるといいと思ってます。