≪第26回≫ASKUL LOGIST株式会社 城東営業所長 川上章太郎さん

今まで男性が多かった職種にも女性の活躍の場が増えています!
今回は、企業への文房具配送でおなじみ「アクスル」の配送を行っているASKUL LOGIST株式会社をご紹介します。
人事総務部の中村さん、城東営業所長の川上さんにお話を伺いました。

◆基本情報として、ASKUL LOGIST株式会社はどういったお仕事をしている企業様ですか。

アクスルグループの、物流と配送部門がロジストです。
1993年創業のアスクルは企業配送で20年以上の歴史があり、業界内の先駆けといった立場にあります。一方、新しく始まったサービスのロハコは女性を中心とする個人向けの配送です。
アスクルは文房具などの軽いものを運んでいるイメージがあるかもしれませんが、一番注文が多いのは企業へ配送するコピー用紙の箱なんです。ウォーターサーバーやお客様用のお茶など、20kg以上の重量物も多いです。

対して、主に女性を対象とした配送サービスのロハコは、日用品、ミネラルウォーター、お米など、10~15kgの重量となります。ロハコでは一部の顧客に対して「ハッピーオンタイム」という時間指定の受け取りサービスがあり、受けとる側のニーズでサービス度合いも変わってきます。こういったきめ細かなサービスに対応するには、やはり気遣いのできる女性ドライバーがいいのではないかと。今後はロハコでの女性活躍を進めていきたいと思っています。

◆シングルマザーを支援(雇用)しようとした理由や、きっかけなどはありますか。
取締役の上野が「女性活躍のために何かできないか」とインターネットで調べ、日本シングルマザー支援協会に連絡を取ったのがきっかけです。特にシングルマザーに限定しているわけではないですが、ロハコという新しい事業が女性をターゲットにしたサービスであることと、今後の女性活躍の意味で貢献できるのではないかと思っています。

運送業界での女性の活躍はこれからなので、今のところまだ目立った実績はありませんが、女性やシングルマザーが働きやすいように時間や条件を整えながら、モデルケースを作っていきたいですね。

◆男女比、勤務時間帯、お子さんのいる女性の就業状況など、実際のお仕事環境はいかがでしょうか。

実際のところ・・・、現状は男社会です。ここ新木場物流センターのドライバーは約200名が在籍していますが、その中で女性は4名。シングルマザーは1名です。

今働いている女性の勤務形態は、出勤は7時半から8時ぐらいの間で16時までが定時。残業はほぼ無しですが、月に1~2回程度あるかもしれません。土日の出勤は当番制です。ただ、現在の条件に合わせなければいけないということではなく、働き方の多様性を組み合わせてその人に合った選択肢を用意していきたいです。

◆まだ女性は少ないんですね。何か、シングルマザーに期待することはありますか?
女性対象のサービスが始まり、女性活躍の流れができている今、シングルマザーがここで働く機会も増えてくるだろうと思います。現在の環境は男社会ですが、女性が職場にいることで男性側もやさしくなれる。実際に女性が入った部署では、周りの男性の意外な一面が見られたこともありました。現在の男社会にも、働き方改革が必要。そのきっかけになってくれるのではないかと期待しています。

女性の中でもシングルマザーは、子どもの年齢や家庭の環境など、それぞれ背負っている事情が違うため、採用のときに「〇時から〇時まで働けなくてはダメ」というような条件をつけることはしません。その人の事情に合わせて、会社にもベストな形をとっていきたい。受け入れるうちにいくつかパターンができていくと思うので、今後女性が増えていく際に「AとBとC、どのパターンで働きたいですか」と提示できるように、一緒に作っていきたいですね。

◆仕事のやりがいについて教えてください。
中村さん:Eコマース、通販は今や無くてはならない仕事。ドライバーはお客さんとの最終的なやり取りをする立場なので、態度が良くなければクレームになるし、いい印象も悪い印象も、会社の看板を背負ってやっているという自覚が必要になります。運転ができるだけではなく、接客やホスピタリティ、気遣いができるのはやはり女性。これからはぜひ女性に活躍してほしいと思っています。

◆中村さんは人事ですが、採用にあたって「ここを見る」というポイントはありますか?
中村さん:やはり第一印象ですね。「ここで働きたい」という意思があって、笑顔、あいさつが出来るなどの基本的なコミュニケーションができる方であれば問題ないです。

◆最後に、応募を検討しているシングルマザーにメッセージをお願いします。
中村さん:女性の雇用はまだまだ模索中ですが、新しいサービスのロハコは特に女性を対象としたサービスになっています。女性の気持ちがわかるのはやはり女性ですから、お客様の立場になってこうできたらいいなという、ただ配送するだけではなく付加価値をつけたサービスを一緒に作っていけるのではないかと期待しています。ぜひ取り組んでください。

川上さん:ドライバーは基本的に1人1コースを担当しているので、毎回同じお客様とお会いすることになります。そこで顔なじみになったお客様とのやり取りが楽しみにもなり、やりがいにもなります。時には望まれない対応をされることもあるんですが、小さな気遣いをしてもらったり、何か良いコミュニケーションが取れるだけで、やりがいにつながります。
また、ドライバーは車に入ってしまえば完全に1人の仕事なので、他人を気にすることなく自分のペースで仕事に集中できます。他には何も考えず、集中して仕事ができる環境は、貴重な時間ではないかと思います。その一人の時間を有効に使ってほしいですね。一人での運転中は、歌っても大声を出してもまったく問題ないし、普段の生活の息抜きにもなります。ストレスや制約のある方こそ、解放できる環境かもしれません。

◆ありがとうございました。「ドライバーは男性の仕事」と思い込んでいる女性も、まだ多いかもしれませんね。女性が活躍できる社会は、男性にとっても働きやすい環境であることを願います。

アスクルロジスト株式会社では、現在は他社に委託している業務を今後は自社で行っていく方向に進め、一貫の比率を上げていくそうです。メーカーから配送まで一気通貫のサービスを行うことでコストも抑えられ、お客様の声に応えて改善しやすいメリットもあり、サービス品質の向上が可能になるとのこと。

この後、実際に配送業務のドライバーと車が集合しているエリアを見学させていただきました。たくさんの人が荷物を運び、車に積載していきます。少ないと聞いていた女性も発見しました!
中には可愛いデザインの施された車もあって、ロハコで使用している車だそうです。他に、電気自動車もありました。車好きの人はワクワクする環境ですよ!

新しい試みが始まっていく配送業界で、女性らしさを発揮するドライバーとして働きませんか?
今後は社内見学会や試乗などのイベントを行う予定です。配送の仕事が少しでも身近に感じられるよう、情報を発信していきますのでご期待くださいね。

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