今年度6月より訪問相談事業を開始するにあたり、相模原市のひとり親アウトリーチ型訪問相談事業について自治体担当者にインタビューを実施し、今後の展望などについて発表しました。

日本シングルマザー支援協会ではひとり親連携協定を各政令指定都市の自治体と締結しております。
その中で日本シングルマザー支援協会は相模原市と初めてアウトリーチ型の「ひとり親家庭等訪問相談事業」を推進してまいりました。
3年という継続的支援での振り返りと、今後の課題や取り組みに関してインタビューをしましたので、発表します。

相模原市とは平成２９年度末に包括連携協定を締結しました。
平成３０年度からは「ひとり親家庭等訪問相談事業」を取り組んでいます。
ひとり親家庭は就労や家事などでは、日々の生活に追われ、しつけや進路、家計管理等様々な面において、なかなか時間が作れず、困難に直面している中で潜在的な支援のニーズを抱え続けています。
その課題解決の一環として、日本シングルマザー支援協会はひとり親家庭のお子さんに対しての学習支援事業に併せたアウトリーチ型の相談支援を相模原市から受託して実施しています。

実地実績は以下の通りです。
＜実績＞
平成30年度：60人
令和元年度：75人
令和2年度：56人（コロナの影響もあり、ご家庭の訪問支援のため少ない傾向）

＜前年度のアンケート結果＞
「問題が解決した」73％
「利用して良かった」97％
「この事業を継続したしたほうがいい」100％
とても高い評価を得られています。

訪問相談事業によって、同じような立場にある人に自分の境遇に共感してもらいながら、相談できることで、「今まで就職や生活の向上について考えたことがなかったけれども、そういうきっかけができた」「他の人には言えないようなことを話すことができてよかった」という声をアンケートでいただきました。

行政の窓口は安心感がある反面、少しハードルが上がるという方も居るため、シングルマザー支援協会は、当事者視点で自治体とシングルマザーの橋渡しになるように今後も尽力をしてまいります。
 
3年という継続的支援を行う事で、少しずつ官民の特性を生かした自立支援が広がっています。

【日本シングルマザー支援協会について】
女性が子どもを育てながら働きやすい社会を目指し、2013年に設立。
就職・転職がうまくいく「年収アップ」の支援、仲間が増える「コミュニティ」、人間関係が円滑になる「コミュニケーション力」を提供しています。
それを体系化し「M E S（ミーズ）」というシステムの基、女性の経済的、精神的自立を支援しています。

代表理事：江成道子
会員数：7,500名（2021年1月時点）
事業内容：シングルマザー自立支援
女性起業支援
企業コンサルティング
各種研修事業
行政受託事業
地方移住支援
URL：https://xn--qckmb1noc2bzdv147ah7h.com/
【沿革】
2013年 7月：一般社団法人日本シングルマザー支援協会を設立
2014年 2月：神奈川県横浜市市民局後援で
「シングルマザーのための就職イベント」開催
2016年10月:シングルマザーサポート株式会社を設立
2017年 ：「ひとり親コンシェルジュ制度」立上げ
2018年 2月：神奈川県横浜市と協定連携締結
2018年 3月：神奈川県相模原市と協定連携締結
2018年 9月：大阪府大阪市と協定連携締結
2018年10月 :静岡県静岡市と協定連携締結
2019年 3月 :神奈川県川崎市と協定連携締
2019年9月 :千葉県千葉市と協定連携締結
2020年10月 :福岡県北九州市と協定連携締結
2021年4月：埼玉県さいたま市と協定連携締結

【相模原市について】
相模原市ホームページ（https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/）
相模原市ホームページ　ひとり親家庭等への支援
（https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/kosodate/1017783/1006928.html）