≪第25回≫特別養護老人ホーム ローズヒル東八幡 施設長 水島圭一さん

【お待たせしました!神奈川県・介護職のご紹介です】

今まで、何度か会員さんに「神奈川方面の介護職はありませんか?」と聞かれていたのですが、やっと自信をもっておすすめできる介護施設さんと出会いました!
神奈川県平塚市にある、今年の10月にオープンしたばかりの特別養護老人ホーム「ローズヒル東八幡」です。こちらは、社会福祉法人としては昭和49年から介護施設経営の歴史があるため、オープンしたばかりとはいえしっかりした安定性を感じさせる施設です。さっそく施設長の水島圭一様にお話をうかがいました。

◆「ローズヒル東八幡」は、どのような施設ですか?

ここは私ども「社会福祉法人つちや社会福祉会」にとって3つ目の介護施設になります。従来の介護施設では、利用者さん3人につき職員が1人つくのが基準ですが、ここでは利用者さん2人につき職員が1人という、他に比べて手厚い介護ができる施設を目指しています。

従来、介護施設では「○時に起きて、○時に食事、○時に入浴・・・」と、時間に合わせることが多いですね。それだと利用者さんより職員の都合に合わせてもらう流れができてしまう。ここはそうではなく、起きる時間、食事の時間や好み、入浴の時間も利用者さん個人が「自分で決める」という生活をしてもらいます。利用者さんの自己選択、自己決定を援助するのがスタッフです。

◆なぜそういった形をとることにしたのでしょうか。

利用者さんは、今まで生活していた場所から離れて入居してきます。それだけでもかなりエネルギーを使うのに、施設の時間に合わせた生活を押し付けられると、今まで生活してきたペースが乱れて大きなストレスを抱えることになります。利用者さん1人1人に好みや関心、生活パターンがあり、それを理解してお手伝いすることが本当の介護ではないかと思うのです。
全室個室ですが、今まで使用していた家具などを持ち込んでアレンジしてもらうことも可能です。それだけでも「自分の居場所」という感じがしますから。


(中庭)

◆それは素晴らしいですね。でも、それでは介護未経験の人がスタッフになるのは難しいでしょうか。実際に「こういう人を採用したい」という基準があれば教えてください。

技術は学ぶことができるので、未経験の方でも問題ありません。未経験でも常勤で採用が可能ですが、もしご本人に不安があるなら2~4週間ぐらいアルバイトとして、非常勤採用のトライアル期間を設けることもできます。
未経験でも大丈夫ですが、できれば「共感力のある方」。利用者さんと一緒に喜怒哀楽を共有できて、人の身になって考え、行動できる方だといいですね。どうしたら喜んでもらえるか考えながら、その人の望む生活を作っていける創造力があれば、介護職はライフクリエイターになりえます。ただお世話をする、作業をこなす、それではいずれAI(ロボット)に取って代わられてしまう。人間にしかできないのは、利用者さんに寄り添ってコミュニケーションをすることです。

◆その人に寄り添って支援するというのは、シングルマザー支援協会も同じ考えです。他人を理解する、コミュニケーションを大事にする人であれば、職員同士の課題も減るかもしれませんね。

はい、どこの職場も人間関係が一番の課題ですから。お互いに理解しあうように努めれば、職場環境も良いものになるでしょうね。


(ロビーに続く廊下)

◆スタッフの平均年齢や給与などについて教えてください。

スタッフの年齢は本当にバラバラなので平均を出すのは難しいですが、中には非常勤で70代の方もいますよ。60代の方もいるし、高校新卒の子もいます。定年は65才ですが、その後は嘱託社員として勤務を続けることもできます。スタッフの男女比は4:6ぐらいで、女性が多いですね。

給与は、常勤の場合は初年度でも年収300万になり、その後は昇給していきます。夜勤は月4~5回ありますが、お子さんが小さいなどの事情で夜勤ができない方の勤務も可能です。その場合は年収300万には少し欠けますが、夜勤ができるようになれば当然収入が上がります。

施設のすぐ近くに新築の寮があるので、遠方から入社される方にも対応可能です。ワンルームですが、小さいお子さんなら一緒に入居できますね。家賃は4万5千円~5万円で、1万5千円の家賃補助がありますよ。お子さんが大きくなって手狭になれば、近くの賃貸アパートに無理なく引っ越してもらえると思います。施設内の託児はありませんので、近くの保育園を探していただく必要はあります。現在はオープンしたばかりで約30名のスタッフ数ですが、利用者数も増えるので年内にはスタッフを60名まで増員することが理想です。

◆スタッフとして応募を検討しているシングルマザーにメッセージをお願いします。

介護の仕事はきついと言われますが、きつい部分があるのは事実ですし、それはどの仕事でも同じだと思います。利用者さんとの一つ一つのやり取りやコミュニケーションを通じて、何ができるか考え、実行し、喜ばれる経験が「クリエイティブの喜び」になります。利用者さんの生活をプロデュースする楽しさ、やりがいを感じてもらえると嬉しいです。多くの方の応募をお待ちしています。

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水島施設長のお話をうかがって、「人に寄り添って支援する」など、日本シングルマザー支援協会との共通点を感じました。働く側としては給与や福利厚生も大事ですが、長い目で見れば理念に共感できるかどうかも大切になってきます。給料はともかく、まったくやりがいがない・・・という仕事もつらいですからね。実際、90年代頃に介護問題が深刻化していき、ケアマネージャーの資格ができてからは介護の資格取得がブームになった時期があったそうです。流行に乗るように介護施設も増加しましたが、介護の本質を考えず、気軽な商売のように始まったところはやはり長くは続かなかったとお聞きしました。

その点、ローズヒル東八幡を経営する「社会福祉法人つちや社会福祉会」は、昭和49年につちやホームという介護施設を開園したのが始まりで、すでに40年以上も地域に根付いた活動を続けられています。
社会福祉法人として、具体的にどのような活動をされているのですか?とお聞きしたところ、「小さいことばかりですが」と言いながらも、地区社協と連携して高齢化に対する相談を受けたり、包括支援センター協議体のいろいろな手伝い、公民館や地域のお祭りにブースを出したり、消費者センター的な日常相談、在宅の認知症の方の居場所の提供などなど、すらすらとお答えくださいました。
歴史もあり、地域に認められた団体であること、しっかりした理念をお持ちで経営も安定されていることが感じられて、ぜひ就業先として会員さんにおすすめしたい!と思っています。これから施設見学を予定していますので、少しでも興味があればどうぞご参加くださいね。

「介護だけはやめろって聞いたことがある」「給料は安くてきついんでしょ?」と思い込んでいる方こそ、施設見学に行ってみてほしいですね。イメージが一新しますよ!

(インタビュー シングルマザーサポート株式会社:菅生由佳)

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