シングルマザー総合研究所を設立

神奈川県横浜市に本社がある、一般社団法人日本シングルマザー支援協会(以下:当協会)は、2020年3月にシングルマザーや女性に関する研究をしていくため、日本シングルマザー総合研究所(代表 :江成道子・以下、当研究所)を設立しました。
当協会は、女性の自立支援に特化し、【お金を稼ぐ力】【共感しあえるコミュニティ】【再婚という幸せ】の3つの柱を実現し、女性が子どもを育てながらも働きやすい社会を目指して活動をしています。そして、2024年8月現在、11000名の方が当協会に会員登録されています。

当協会の活動とともに、当研究所が様々な調査を行うことで、シングルマザーや女性を取り巻く社会課題を知り、シングルマザーと子ども達だけでなく、働く母親と子ども達の夢を育てる施策を提言していきます。

2023年から、日本シングルマザー支援協会と東京大学大学院情報学環 藤本研究室は、シングルマザーの自立支援プログラムの学術的評価と改良・システム化を目的として、共同研究を行っています。 ​

この研究では、協会が提供する「MES(ミーズ)」や「ひとり親コンシェルジュ®」といった自立支援プログラムを個々の状況に合わせて提供し、その効果を高めるための基本モデルを構築しています。​また、シングルマザーの個人特性を把握する診断ツールの開発や、ひとり親コンシェルジュ®の育成を体系化・システム化するためのプログラム改訂案の検討も行っています。 ​

さらに、2025年春季全国大会で発表された研究成果では、協会の支援サービスを利用して就業に至ったシングルマザーを対象に調査を実施し、支援後に84%が「以前よりも自立している」と感じていることが明らかになりました。​特に、年収300万円以上の層で自立感が強まる傾向が見られました。​また、協力やインタラクションが自立意識を高める有用な要素であることも示唆されています。 ​

これらの研究を通じて、シングルマザーの経済的・精神的自立を支援し、子どもたちを笑顔にできる社会の実現を目指しています。​

東京大学とシングルマザー自立支援教育プログラム(MES)の学術的評価に関する共同研究を開始しました。

研究・調査一覧

2025年3月17日
東京大学大学院情報学環 藤本研究室との共同研究
シングルマザーのキャリア支援に有用な要素の検討 - 日本教育工学会 2025年春季全国大会における研究成果発表について

2024年9月3日
「【就労環境とキャリア支援】仕事との向き合い方」アンケート調査

2024年8月30日
【子育てと仕事の両立編】保育園の想い出」アンケート調査

2024年6月3日
「共同親権法案について緊急アンケート」調査発表

2024年4月24日
「シングルマザーの金融リテラシー」調査発表

2023年11月15日
【養育費保証 PLUS】 養育費受け取りに関するアンケート調査

2023年6月1日
シングルマザーの移住に関する意識調査

2022年12月10日
「母子家庭の就業自立を目指す MES(ミーズ)人材活用プログラム支援対象者状況」研究報告

2021年5月24日
シングルマザーの副業に関する意識調査

2020年10月26日
母親が必要と感じる産後支援・援助に関するアンケート調査

2020年5月26日
シングルマザーの収入に関するアンケート調査

2020年5月10日
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言に伴う支援に関するシングルマザーアンケート調査

2020年3月22日
新型コロナウィルスによる休校措置に関するシングルマザーの実際の状況

日本シングルマザー総合研究所動画

#27 新型コロナウィルスによる休校措置に関するシングルマザーの実際の状況-日本シングルマザー支援協会研究所設立