「これ口うるさい母親と同じか」と、シングルマザー親子のコミュニケーション

今日も、リテラシー講座、MES企業説明会がある江成です。

先日コンビニで買い物の時にトイレを借りました。
「一声かけてから使用してください」これはよく見かけますので、一声かけます。
その後も「トイレットペーパーは持ち帰らないで」「駐車場には30分以内で」など、注意書きの貼り紙だらけ。

ひとつひとつは当たり前のことしか書いてないんですが、これだけ畳み掛けるように貼り紙が張ってあると、気持ち的に「悪いこと」をしているような気分になってしまい、気が引けていきました。

なんか疑われているような・・・信頼されていないような・・・どこかで見られているような・・・
たった張り紙数枚で、こんな思いになるのだなと感じながら、「これ口うるさい母親と同じか」と。

親としては気になることを注意しているだけでも、子どもの立場で考えると、「信用されていない」「疑われている」と感じてしまうこともあります。その感情を生ませてしまうことで、注意をしても反抗的な態度にどんどんなってしまう。

子どもの行動より、子どもの感情が離れてしまったことが問題となり、「言うことを全く聞かない」という状態が生まれる。

愛されるコミュニケーション講座では、「子どもを信用しましょう」と伝えています。信用されていると感じることで、親を裏切れなくなるものです。数回の失敗を経て、それでも親が自分を信用してくれているのを感じることで、大きな失敗には繋がらなくなる。

お店の話に戻ると、ある居酒屋のトイレに貼ってある貼り紙を思い出した。
「こんなところで失礼します。ゆっくりお話しができる場所はここだと思って。いつもありがとうございます。」的なお手紙のような感謝の言葉が書いてあります。同じ系列のどの店のトイレにもあるし、自分だけに向けたものではないのは分かっているけれど、信用されているような安心感を感じます。

最初に親がアクションする言葉が、子どもの次のアクションを作る。
「子どもが言うことを聞かない」のではなく、親が言うことを聞く環境を作ってあげているか、ここに注力しながら、子どもとのコミュニケーション、掛ける言葉を考えることは大切です。