シングルマザーの貧困より、ポテンシャルに着目を!
渋沢栄一が気になって仕方ない、江成です。
本当に日本という国は、女性のポテンシャルを無駄にしているなと感じる。
社会的な背景としては、男性を中心として、仕事だけに集中できる人が働きやすい環境になっているので、子育てや介護と両立する主に女性には働きにくい環境であること。また、今の環境に合わないことを能力が低いと評価する評価軸も大きな間違い。
母親神話として、子育ては専業でする方がいいという、ある意味間違った認識が広がっていること。専業でも自己肯定感が育ってない親では、影響が必ずしも良いとは言えない。
この母親神話が浸透しすぎているからか、保育園が現実の仕事に則していない時間帯であること。
自分で切り開く能力がそもそもある人しか、今の社会では活躍が許されない。
このような状況が本当にもったいないなと感じる。
また、想像以上に女性の恐怖心が強いことへの理解が低い。
「自分は社会に受け入れられるのだろうか?」
「知らないことばかり」
「できるわけない」など、本当に恐怖心が強いんです。
この状況だと、発言もネガティブと取れることが多くなり、やはり印象も不利となりやすい。
この状況を理解せずに、本人が今できると思えることを伝えてきますが、それをそのまま受け入れてしまうと、まさにポテンシャルを無駄にしていることになる。最初の相談の時点で、モチベーションを上げること、そして未来を描いてもらうこと、という段階が必要となる。
ここまで社会が考えてはじめて、女性活躍は実現する。
日本シングルマザー支援協会では、シングルマザーの貧困に着目するのではなく、ポテンシャルに着目し続けたいと思う。それが子どもにとっても幸せなことだと信じているから。