安心して女性が社会復帰できる仕組みが必要

シングルマザーの就職支援をしている喜びは、何よりも生活が安定していく過程をみられることです。



■シングルマザーは自立して幸せになれる■
できないと思っていることは不思議とできません。
できると周りが信じていることは、不思議と本人もできると思えるようになり、本当にできます。

不思議なことではなく、これが真実。
シングルマザーが自立して幸せになれることを知っているから、可哀そうな人たちなんて思っていないから、一緒に頑張っている人たちがどんどん生活が安定していきます。

そのことを8年掛かって理解してもらえるようになり、時間は掛かったけど、ここからはもっと簡単にシングルマザーが自立できるようになるだろうと感じています。

ここにはもう仕組みがあります。

今進めていることに「女性のJカーブ効果」があります。
女性のブランクをJカーブ効果で即戦力へ、がテーマです。

家庭に入る、子育てに数年を費やすことで女性はブランクができます。人生のブランクではありません。履歴書的なブランクです。しかし実際はここが人生のブランクのように扱われ、シングルマザーに限らず女性は年齢を重ねて一人になると貧困に陥りやすいです。

■安心して女性が社会復帰できる仕組みが必要■
結婚しても家庭に入らない、子どもも産まない、という選択肢を取ればいいのか?それも違うでしょう。結婚して家庭に入りたい人は夫になる人と話し合って、家庭に入ればいい。子どもは産みたい人はどんどん産めばいい。しかし現状はそれが女性の人生のリスクになってしまっています。

もっと安心して女性が社会復帰できる仕組みが必要であり、それこそ社会で責任を持って作らなければいけないことです。

ずっと社会と関りを持っている人は男女関係なく理解できないことですが、いわゆるブランクと言われる期間を過ごした女性は不安で仕方ない。不安を通り越すと恐怖心まで生れていきます。それを押し隠すように何かしらの理由を見つけて社会復帰を先延ばしにしてしまい、更に不安から恐怖心へと成長させてしまいます。

■突然恐怖心を持ったまま社会に出ろと言われて・・・■
この不安と恐怖心の最も恐ろしいのは、本人も気付きにくいということです。「子どもが」「夫が」という理由をみなが理解してしまいます。理解どころか評価さえされてしまうこともある。良いお母さんであり、良い奥さんですねと。そして先延ばしが容易にできてしまいます。

シングルマザーの場合はそうはいかない。しかし離婚直前までは、このような状況の中にいたので、突然恐怖心を持ったまま社会に出ろと言われてしまうが、どうしていいか分からないです。

日本シングルマザー支援協会は、シングルマザーの生活安定を本気で目指してきた中で、女性の持つ不安と恐怖心と真剣に向き合ってきました。ここを乗り越える仕組みを作らない限り、女性活躍は一定の恵まれた女性にしか通用しないことになります。

昨日まで家庭を中心に夫を支え、子どもを育てていた女性でも、社会に復帰しようと思ったらできる仕組みが必要です。

MESという仕組みの中で私たちはシングルマザーの就職支援をしています。成果はかなり出ています。先週も数名の方が大手企業に就職が決まっています。介護業界への就職支援も多くしていますが、施設を協会が選別しているので収入は高いです。

そして多くの方が活躍し続けてくれていて、生活が安定するので親子関係も良好な方がほとんどです。子どもの側にいることではなく、母親が活き活きとしていること、子どもとの向き合い方を知っていることが重要なのです。

家庭中心の生活から、社会復帰する時に、「女性のためのJカーブ効果」という仕組みを活用することで、ブランクではなく即戦力となる。

一定の期間、知る、経験する、環境の変化と共に必要な意識改革をしていく。
当たり前を変えていく。女性が安心して家庭に入るという選択も、子どもを育てることもできる当たり前を作りましょう。