日本シングルマザー支援協会10年の軌跡を語る、スタートは新宿のシングルマザーランチ会
日本シングルマザー支援協会の10年を振り返る7月。
【スタートは新宿のシングルマザーランチ会】
協会を立ち上げる1年前に、新宿でランチ会をはじめた。その時勤めていた会社を辞める時は起業しようと思っていた。起業について右も左も分からないので、色々な経営者交流会に顔を出していた。
終了後、お声が掛かると嬉しくて会いに行く、会うと何かしらの商品を進められる、起業塾のようなものに入るように言われる、ということが続き、少し疲れた。疲れながらも大きな気づきもあった。
「私は社会からみたら、『まだ学び続けろ』と思われる人材なんだ」と。
自分の小ささと、社会の怖さと、起業の難しさを知った。また女性の起業の難しさも知った。
末っ子はまだ小学生だったので、子育てと両立しながらのスタートになる。シングルマザーが必死に働いてきた、少額の貯蓄しかない。となると、会社を辞める勇気が持てなかった。
そんな環境の中で、新宿のランチ会は続けていき、そこで大きな気づきがあった。
「シングルマザーの自立には法則があり、それは誰も教えてくれない」ということ。これが今に繋がる大きな気づきとなった。
この法則を伝えて行けば、生活苦のシングルマザーが減る!くらいの思いがスタートです。
疲弊しかけた経営者交流会も、意味のある出会いと、意味のない出会いが見分けられるようになり、徐々に意味のある出会いばかりになっていく。これ面白いなと今も思う。意味のない出会いがあるからこそ、意味のある出会いを見分けることができたのだと思う。
結果、ここですごく人脈が広がった。
先ずは、会社を辞めることを決めようと思った。この時1月、仕事の繁忙期が終了するのが9月だったので、9月末に退職を決めた。ここから意識がやっと変わり、日本シングルマザー支援協会を立ち上げるために、本格的に準備を始めることになる。