世帯主であるシングルマザーでも、家計よりも、環境に合わせた仕事選びをする
シングルマザーの可能性を追求する、シングルマザー支援団体の代表の江成です。
女性は数字が苦手。
この特性も、貧困に陥りやすい要因のひとつだと思います。
起業の相談に乗ることも多いですが、かなりの割合で、「稼ぐ」ことに罪悪感を持っていることがあります。
起業の目的は、誰かの役に立ちたい、誰かの困りごとを解決したい、誰かに喜んで欲しい。また、自分が助けられたから、自分が安心したから、自分が好きだからなど。
私自身も、困っていた時の自分を、タイムスリップして助けるなら、今何をする?という想いが起業のきっかけでした。この想いが強いことも女性の特性であり、起業にはプラスになる要素でしょう。
ここに、「稼ぐことを考えるのは悪いこと」という想いもプラスになり、無意識にブレーキが掛かってしまう。結果的に、届けたい人に、届けたいサービスが届かない。雇用も生まれない。自分も仕事に集中できない。という弊害が生まれることもある。
また数字が苦手ということが、世帯主であるシングルマザーでも、家計よりも、環境に合わせた仕事選びをすることにも繋がっているなと、私は感じています。
生活費がいくら必要か?より、子どもが何時に帰ってくる、を優先にしてしまう。これ、夫婦が揃っているとして、夫がこの感覚なら、家計はあっという間に火の車になることは一目瞭然です。
しかし、なぜか、本人は思わない。だけではなく、親や友達、ましてや社会までも、この、あっという間に火の車を容認してしまうんです。
女性が数字に興味を持ち、数字からも仕事や家計を考えるようになると、簡単に今の苦しい状況から抜け出してしまうこともある。
新たな問題は出てきますが、ここに気付くと、新たな問題を社会が受け入れるようになり、社会問題の解決策が変わっていくでしょう。そうすれば、もう大丈夫。