政治の裏金問題とシングルマザーのうまくいかない行動の共通点

シングルマザーの可能性を追求する、シングルマザー支援団体の代表の江成です。



政治の裏金問題。こういうことが起きると、私はシングルマザーの行動に置き換えて考えていきます。

「きっと大丈夫。ばれないばれない」という、当たり前が雰囲気として生まれてしまうと、人は平気で悪いことをするし、努力を止めるし、楽をしようとする。

正常性バイアスと言うそうですが、ジャニーズ問題も同じでしたね。そして私たち自身も、ジャニーズ問題の時も、あるだろうと思っていても、そういうもんだよね・・・と思ってしまっていたし、裏金問題も、政治家なんて金の亡者しかいないと、何となく思っているけど、そのまま放置してしまっている。

これは社会問題なんでしょうね。

こんな問題、本気でみんなが考えてルールを決めれば、すぐに生まれ変わることができるようなことです。私くらいの知識でも考え付くくらい、簡単な問題なのに、何となく当たり前だと受け入れてしまっているので、誰も解決しないし、簡単なのに解決すらできると思えていない。

これをシングルマザーに置き換えると、このままでは老後貧困は100%だと分かっていても、「まだ大丈夫」と動かない。周りも、解決は簡単なのに出来ないと決めているので方法を教える人もいない。

結果的にシングルマザーの貧困、そこから波及するこどもの貧困は放置となる。そして最終的にシングルマザーは老後貧困に陥ることになる。絶対にこの貧困の連鎖は誰でも見えているし、解決策も難しいわけではないけど、思い込みというと、事実よりも感情が勝ってしまうので、支援策もまともな策が生まれない。

失敗の法則に則ってしまうことになる感情の代表が、「まだ大丈夫」だなと、裏金問題をシングルマザー問題に置き換えて感じたことでした。