自分の足で立つための努力をする権利まで奪われてしまう

シングルマザー親子の自立を助ける団体、日本シングルマザー支援協会の江成です。



誰かが言わなきゃ、不幸な人が増えるのであれば、私は伝え続けていこうと思う。
福祉に頼らなくていい人まで、福祉に依存させる仕組みはもう限界だと思います。

誰も幸せにならない。既に頑張って働いている人へのしわ寄せもきている。福祉に依存させられてしまった人はもっと不幸。自分がどうすれば楽になるのかすらわからなくなってしまっている。

自分の足で立つための努力をする権利まで奪われてしまうと、もう自分では何も動けなくなる。

そんな人が増えてしまっているのを、とてもとても感じます。
本当に困った時(この定義ももっと明確にし、もっと周知する必要を感じる)に、助けてもらうことすら危うくなっています。声を上げる基準が、言ったもん勝ちみたいなところがあり、声を大きくした人の意見が、たった1人でも、100人、1000人の声のように聞こえたりもする。

本当に渦中の人は、声を上げる気力も無かったり、諦めてしまっていたり、自分だけが大変なんじゃないと、声を上げることを躊躇してしまったりすることも多いです。

逆に、「自分だけこんなことに」「自分だけができない」など、本当は多くの人が抱く悩みだということを知る術がなく、不必要に悩んでしまい誰にも言えなくなっていたりということもある。

普段から得る情報が何か?によっても悩みの大小は変わってきます。
日本シングルマザー支援協会の会員の方なら、「収入を上げることはできる」と思っている人も多いでしょうし、そこまで自信が無くても「収入を上げる方法はある」ことは理解していると思います。

自治体の訪問相談などでは、ほとんどの方が協会を知らないので、「方法は無いかと思っていた」とよく言われます。

やるやらない、は個人の問題として、方法はあるんですよ。

岸田政権になってから、更に日本全体の貧困化が浮き彫りになってきて、もう福祉依存者を増やす仕組みは見なすときに来ているのではないでしょうか?

自分らしく、自分の人生を、自分の足で歩む方法。
弱者を守るという概念は、弱者が少数の時には、皆が気持ちよくできましたが、弱者が一般化してしまった今は、弱者の概念も改める必要があり、弱者を守るだけはなく、自立させる仕組みも重要度を増しています。

特にシングルマザーのように、こどものための支援なので、基準がこども18歳です。子どもが18歳になった時に、スキルも経験もない50代の女性が残ります。これは本人も子どもたちにも弊害があり過ぎるんです。

まさに課題を後回しにしたことで、課題を大きくしてしまっています。

5年、10年、15年あれば何でもできる気がしませんか?
この時間を無駄にするのは、勿体ないです。

★シングルマザーチャンネル★