「ここには答えがない」という経験をすると、二度と相談しない

相談しよう!そうしよう!
最初の相談先は3つは必要。その中で自分に合った信頼できる相談先を1つ見つけましょう。



相談はしましょう。何故なら、悩みとは、自分の持っている知識の中に答えがないからです。
・今日の夕飯どうしよう? 答えが知識にあれば・・・クラシルで検索してみよう、新たなレシピが増えた!
             答えが知識に無ければ・・・嫌だな、いつも同じになっちゃう、また文句言われるかな

夕飯は大きな悩みではないですが、お金の悩みでも、人間関係の悩みでも同じです。答えが知識にあれば悩まないんです。

相談は、知識を増やし、悩みの解決策を見つけるための方法です。
この時、相談者がネガティブ思考だとします。全ての悩みの根幹に、ネガティブ思考が原因としてあった場合、ここも自分では気づけないので、相談することで考え方を上手にポジティブに変換していくこともできるんです。

相談とはネガティブ思考をポジティブ思考へ変換させていくことでもあり、最も重要な役割とも言えます。

では何故多くの人が相談を嫌うのか?
・相談員の知識が偏っている
・相談員が自分の考えを押し付ける、又は相談者を否定する
・解決策を提示されない、または少ない

シングルマザーに限って言えば、福祉的支援に知識が偏っているので、本人のポテンシャルを活用するような支援策を提示されることが無いケースが多く、私もそうでしたが、「ここには答えがない」という経験をしてしまうと、二度と相談というツールを使うことが無くなります。

また、自分と向き合うという、想像以上に過酷な学びをしていないと、どうしても自分の考えを押し付けることになりがちです。これは相談員が悪いと言うことではなく、人間とはそういうものだからです。

自分と向き合うことに真剣に取組み、真剣に知識を学び、良い部分も悪い部分も自分を受け入れることができた人でないと相談員は務まらないです。

同時に、解決策を伝えた時に、自分の思った通りの答えでないと「否定された、押し付けられた」と感じる人も一定数いるので、この境界線を認識していることも相談員の資質のひとつになります。

相談する、という行為自体、勇気も必要だし素直な人でないと受けいれられないという現実もあります。ハードルを下げながらも質を下げない。ここは拘っていきたいですね。

ハードルを下げるとは、どういうことか?
離婚相談を一例とすれば、「夫の言葉が最近苦しく感じるようになりました。気のせいかもしれませんが・・・」くらいの状況で相談してくれること。シングルマザーのお金の問題を一例とすれば、「今はどうにかなっているんですが、漠然とした不安が拭えなくて・・・相談内容をはっきり言えなくてごめんなさい」くらいの状況で相談してくれること。

問題の芽が出た頃に相談をすれば、解決策も多いし、意識変革も難しくない。何事も早め早めが大事です。




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