シングルマザーを路頭に迷わすわけにはいかない

目は覚めるが、暖かい布団から出られない江成です。

ステイホームを意識するようになり、間もなく1年になる。
私が住む相模原市は、最初に注目を浴びた地域なので、都内に行くと「大丈夫」とか言われたのを覚えています。
特に何にも変わらないけど、ニュースってすごいな~って。

その後、緊急事態宣言が出て、会社をどうしようかと最初は深く考えた。
協会のスタッフはみんなシングルマザーです。路頭に迷わすわけにはいかない。
考えなきゃ、考えなきゃって、時間はあったので、それこそ死ぬほど考えた。

コロナ関係なくリモートになってはいたので、そこはスムーズに仕事は移行できた。
外に出る割合が、6割くらいあったのが、今では2割くらいしかない。

個別相談では不安な方の声が増えた。
「会社が雇用継続してくれるのか、解雇になるのか、自宅待機になったら給料を払ってくれるのか、はっきりしてくれないんです」

私は経営者という立場でもあるので、「経営者の方は雇用を継続したいと思っているから悩むんだよ。継続したくないなら、コロナだから解雇で済む。見通しがつかない今、会社が潰れてしまったら誰も守れない。だから悩むんだよ、少し理解してあげよう」というようなことをたくさんの方に伝えた。

立場が違うと、見ていることが違うので、どうしても気持ちが通じないことが多い。
みんなが少し、周りの人の立場に立って物事を考えれば、もっと悩まなくて済むことは多い。
対立構造を無くしたい。もっと優しい社会を創りたい。

コロナで一番学んだことは、自分の力を強くしなきゃいけないということ。
生きる力。経済力と免疫力。ここの強化を怠ってはいけないということだった。