女性が自立しようと考えた時、子育てとの両立を考える時の負のループがある シングルマザーの自立
「今日のブログネタはこれでいこう!!!」と決めたのに、パソコンの前に座ると思い出せない江成です。
菅総理の「最後には生活保護がある」という言葉が、少し前に批判を浴びていた。
テレビであるコメンテーターが言っていた。
「政治でそうならないようにするべきじゃないか?」
しかし今の日本の福祉はそうはなっていない。
落ちるところまで落ちないと、支援の手は差し伸べられない。
だから、一度落ちる方向へと進み、手を差し伸べてもらうことになる。
しかも、そこからも「守る事」が優先になり、「自立」は後回しにされることが多い。
これって、どうやったら変わるんだろう・・・
これはずっと思っている素朴な疑問です。
崖っぷちより、崖まで1メートルある状態の方が、元の状態には戻りやすいのに、一度崖っぷちに立ってから戻ることになるので、労力が何倍も掛かる。もったいないな。
女性が自立しようと考えた時、子育てとの両立を考える時の負のループがある。
「お母さんが働くと子どもがかわいそう」という間違った常識がある中で、子どものそばにいる(時間的)ことを優先させる傾向がある。シングルマザーの場合は、世帯主が主婦感覚のままいることになるので、世帯主不在の状態になる。その結果生活が不安定になる。生活が不安定になると母親の精神状態も不安定になりやすい。母親の精神状態が不安定だと、必然的に子どもの精神状態も不安定になりやすい。
不登校や病気がち、我がままと思える行動などが起きた時、母親はこう思う。
「私が仕事をはじめたからかしら・・・」
そして仕事をセーブした方がいいとなり、更に負のループに陥る。
この課題は実は、「生活が安定しない」ところにある。
解決方法を間違ってしまうことになるので、課題はずっと課題のまま疲弊が続きます。
良いループに入る人の場合、先ずは生活を安定させることを優先にする。その結果、母親の精神状態が安定するので、子どものそばにいる時間は少ないかもしれないが、一緒にいる時間の濃さが変わり、子どもは愛情を感じやすくなる。この状態が長くなれば子どもの精神状態も安定する。生活も更に安定するので、我慢なども減り幸福度が高まっていくことになる。
短い時間で自己肯定感を育てるコミュニケーション力は必要ですが、根本的に母親が安定していれば、子どもは安定するので、どんどん関係は良くなる。
本当の課題はどこにあるのか?
この視点を見失って、目の前の事象にとらわれ過ぎては本末転倒なことになる。