夫からの圧力を日々感じてしまう夫源病とは

企業の研修の中で、男性社員向けに「家庭人研修」を入れたら社員のパフォーマンスが上がるだろうと考えています。



■夫からの圧力を日々感じてしまい夫源病になる妻■
毎月私だけでも4,50人の個別相談があります。離婚相談も増えていますが、夫からのモラハラを感じている人が8割はいるイメージです。

どうしてこれほどまでに、女性は夫からの圧力を感じてしまうのか?

夫源病という名称まで生れてしまう中で、対象の夫側は「意味が分からない」と感じている人が圧倒的。ここまで夫婦の意識のズレが生じてしまうのは何故か?

日本の離婚原因の1位は「性格の不一致」です。ここに夫源病の原因が潜んでいると感じます。大きな原因が見当たらないからこそ、「性格の不一致」が永遠の1位を独占しているのです。

長い時間を掛け、性格や考え方の違いがどんどん溝を深めていく。その間に妻は何度も夫と話し合おうとするが、夫がそれを拒む。「俺は一生懸命働いているだろう。文句言うな」となる。正直家庭人としては誰も悪いことはしていない。良い妻、良い夫、良い母、良い父なのです。

夫は話し合いを拒む、妻は拒まれると理解されていないと孤独を感じる。必死に理解してもらおうと話し合いを望む、イライラして声を荒げる夫。こんなことが数年、数十年と繰り返されていくうちに妻は夫に恐怖心を覚えるようになる。

そんなこともよくあります。

■家庭円満の社員が増え、仕事のパフォーマンスは上がる■
妻がそんな気持ちを抱えていることに、夫がいち早く気づくことができたら、離婚は大きく減るだろうと考えます。しかし男性側に課題意識が無いので、企業の中で男性社員に「家庭人研修」を取り入れれば、家庭円満の社員が増え、仕事のパフォーマンスは上がるでしょう。

企業向け研修のひとつとして、作ってみたいなと考えています。

離婚はしなくて済むならしない方がいいでしょう。離婚した方が明らかに幸せになれる人はさっさと離婚という手段を活用するのも有りですが、性格の不一致という離婚理由を見る限りでは、早めにどちらか気付いた方から歩みより、溝を深めない努力をすることで、離婚を回避できる夫婦も増えると感じています。