シングルマザーの生活安定、生活を安定させる選択肢を増やしてもらうこと

月に一度のMES企業説明会を昨日開催しました。




■「収入が低くて辛いです」という悩み■
シングルマザーの生活安定を考えた時、「収入が低くて辛いです」という悩みであれば、お金のことだけを見れば、収入の高い仕事に転職する“だけ”の話しで解決します。

年収200万円で辛いのであれば、300万円になる仕事に転職すればいい。実際はこれだけのことですが、それほど簡単なことではない。

では何が難しくしているのか?
保育園とか、残業などの問題はもちろんですが、私たち女性側の職業選択肢という問題もあります。MES企業説明会でも毎回感じますが、職業の選択肢が狭いことが、生活が安定できないひとつの大きな要因になっています。

営業職のイメージ、介護職のイメージ、事務職のイメージ、どれこれも選択肢を誤ってしまうのは当たり前な間違いがあります。

企業説明会だけではなく、個別相談でも相談者の方の職業理解はヒアリングしていきます。「介護はみんなに絶対にやめた方がいい」と言われていたという方でも、介護施設の見極め方、実は収入が高いこと、キャリア構築についてなどの情報を伝えるだけで、「やってみてもいいかも」と変化することはよくあります。

変化したら転職するということではなく、変化したことで選択肢に入ります。選択肢に入ったことではじめて、しっかりと求人を見る。ボランティアに参加して現場を知る。やりがいをもって働いている人のコメントを読む、見学に行ってみるなどして、実際に自分自身がどう感じるかを知ることができます。

その後、「やっぱりやりたくない」になる方もいれば、多くの方が「挑戦してみてもいいかも」と変わるのです。

 

■生活を安定させる選択肢を増やしてもらうこと■
MES企業説明会の目的は、生活を安定させる選択肢を増やしてもらうことです。その結果として、日本シングルマザー支援協会で就職支援した人の多くの方が、「事務職を探しています」だった人が、営業職や介護職、又は管理職など、自分の想像を超えた就職をすることで、生活の安定を実現させているのです。

今の生活が不安な方は、自分の当たり前に疑問を持つことで、真実が見えることも多いです。