女性の社会復帰の落とし穴となることに、楽しいパート仕事とは
今のBGMは中森明菜の「サザンウインド」
■女性の社会復帰の落とし穴となることに、楽しいパート仕事とは■
女性の社会復帰の落とし穴となることに、楽しいパート仕事があります。子どもの成長に合わせたり、徐々に仕事を増やしていきたい時はパートから始めることが多いです。とても良い社会復帰の仕組みだと思います。
しかし落とし穴もあります。パート雇用から社員登用のない会社はけっこう多いです。社員登用がある場合は、自分の自立と会社での立ち位置を見ながら徐々に責任のある仕事に移っていくことでキャリアが構築できます。一方、社員登用のない会社に長く勤めていても、パート経験はキャリアにはなりにくいので、ブランクが長くなり、年齢が上がってしまうだけになります。
パート先が楽しいと感じている方も多く、子育てとの両立がしやすく、環境を変えたくないと考えてしまうと自立の時期を逃してしまう事になりかねません。これはシングルマザーに限りません。ほとんどの女性が自立を考える必要がある時代になっているので、楽しいパート仕事は女性のリスクと考えていいです。
■パート勤務は世帯主が自分以外にいて、40歳未満の場合■
離婚を視野に社会復帰をする方には、「次に進む時に仕事を辞められる?」と聞きます。「悪くて辞められません」と言う方にはパート勤務はお勧めしていません。時間を掛けても、将来を見据えた生活が可能となる仕事は何かを一緒に考え、仕事を探していくことをサポートしていきます。ズルズルと働いてしまう可能性は自立を阻害してしまうからです。
パート勤務は世帯主が自分以外にいて、40歳未満の場合ならいいと思いますが、今後は女性もずっと続けるのはリスクだと考える必要があります。この考えが広がることで高齢女性の貧困率を減らせるでしょう。
「そんなこと言っても仕事がないですよ」と思う方もいるかもしれません。それはパート選びの条件のままだからです。先を見据えた働き方を模索する年齢になったら、家族全体の意見も考慮しながらにはなりますが、家庭の経済と自分自身の自立を見据えた仕事選びの方法に切り替えることで仕事は見つかるようになります。