もう50歳だからできることはありませんよね?」という質問だと・・・
「協会からのメルマガで高齢女性の貧困のことがよく書いてあるので心配になりました。今からできることはありますか?」
■「絶対に生活困窮したくない」というモチベーション■
不安を煽りたいとは全く思っていないですが、早く動けばどうにかなることも、「まだ大丈夫」「どうにかなる」と思って動かなかった結果が・・・
という人が本当に多いので、少し不安視してもらいたいと願うようになりました。
本心としては、「楽しいから」「嬉しいから」「目標を達成したいから」というモチベーションで動きたいのですが、私たちが本気で動くのは、喜びや目標よりも、不安回避なのかもしれません。
また「絶対に生活困窮したくない」などもモチベーションになります。
■もう50歳だからできることはありませんよね?」という質問だと・・・■
もう〇〇歳だから・・・、ブランクが〇〇だから・・・
など、ネガティブに自分の現状を捉えている人が多いです。しかしネガティブに最初に捉えてしまうと、可能性を見出すことより、不可能なことに無意識に納得するようになります。
どういうことかと言うと、「やるんだ」「できるんだ」と思って進むと、「どうしたらできるのか?」という視点になります。例えば「50歳から挑戦しやすい仕事はなんでしょうか?」「50歳で上手くいった例を教えてください」などの質問になります。前向きな質問をもらうと、答えは直に「やること」になるので、次は「やってみます」で終わり、私たちも「全力でサポートします」となります。
これは可能性を見出した結果です。
逆に「もう50歳だからできることはありませんよね?」という質問になると、「ありますよ」と答えても本人が「ありませんよね?」と自分が発した言葉が正解を探す方向に意識が向きやすくなります。
「でも体力が」「でも経験が」「でも子どもが」となりやすい。これは言い訳ではなく、自分が発した言葉を正解にするという無意識な発言とも言えます。こうなると不可能という事実を並べるだけで、行動指針が描けなくなります。
ここは先ず、自分の本心と向き合う必要があります。
本当に変化したいのか、本当は変化したくないのか、実はここからです。
■自分が本当はどう考えているのか?■
変化したいのであれば、発する言葉を変えていくことからサポートします。そうするとどう行動すべきかが明確になってくるので、後は動くだけです。
変化したくないのが本心であれば、変化したくないと思っている自分を認めることからになります。変化しなきゃいけない訳ではないので、変化したくないのであれば変化しない状況で未来をどう描くか?を考えるといいです。
自分が本当はどう考えているのか?
ここを誤魔化してしまうと、求めているゴールに辿り着きません。
モヤモヤが改善せず、言い訳を言い続けている人だという印象も他人に与えやすいので、自分と向き合ってみることで、人間関係も楽になる可能性も充分にあります。