相談者の方は、重い扉を自力で開けてこられます

北九州市の子ども家庭相談コーナーの方向けに研修をさせていただきました。
その前に・・・。福岡の会員さんともランチを。Zoomでは何度も会っていましたが、リアルは最高です。

私は可哀そうな シングルマザーじゃない!

■ひとり親コンシェルジュの教育についてお話をさせてもらいました■
研修会では、協会が何をしているのかを伝えて欲しいと言われました。自立支援に特化した活動がどのように行っているのかをお伝えできる場をいただき感謝です。

私の前に研修をされていた方は母子寮の方でした。少し最後だけ話を聞いていました。DV被害者の話などをされていましたが、自分のことを思いだしました。暴力という手段を選ぶ人への憎しみと、また悲しみを思いだしました。人がどうしてそのような行動に出るのか?当事者はなかなか考える余裕はありませんが、酷いことをする人の背景も、悲しいことは多いです。

しかし今私は元気です。とっても幸せです。どんなことがあっても、必ず幸せになれることを、もっと知ってもらいたいなと、話を少しですが聞きながら思いました。

■相談者の方は、重い扉を自力で開けてこられます■
協会の自立支援については、主にひとり親コンシェルジュの教育についてお話をさせてもらいました。「自分の私情や思考や主観をコントロールする」というスキルを身につけるために何をしているか?これができなければ相談業務はしてはいけないと思っています。

相談者の方は、重い扉を自力で開けてこられます。
この扉がどれだけ重いのか?どれだけ勇気が必要だったか、怖かったか。
ここを絶対に忘れちゃいけないと思っています。

 

また私たちは解決をすることも重要視しています。話を聞いてもらいたいだけの人も多いですが、大きい出来事でなくてもいい。小さい「解決した」という気付きでもいいので感じて欲しい。それは大事にしています。

シングルマザーの方の悩みは経済的なことが多いので、その場合の解決策は生活の安定となります。相談者の方が生活が安定したと感じるようになることを解決とするならば、その原因を一緒に考える。仕事選びなのか、子育ての考え方なのか、それとも自己肯定感なのか。これは人それぞれ。あなたの原因を一緒に考えて、原因を把握した上での解決策を見つけていきます。

少なくとも、一筋の光だけでも終了時に感じてもらいたい。「ワタシのミライ相談」はそういう場でいるために日々、ひとり親コンシェルジュの方が自分自身と向き合っています。

シングルマザーにも色んな人がいます。そしていろんな団体もあります。それぞれが特化するカテゴリーが違ったりもするので、自治体が中心となって団体の中身を知ってくれているだけでも、窓口に来られた方に繋ぐことができると思います。課題がそれぞれ違うので、その方に必要な団体も違うでしょう。

日本シングルマザー支援協会は、生活安定を本気で目指すシングルマザーに向けた支援を目指しています。その役割をしっかりと担えるように精進していきます。