「お金がないから離婚できない」と悩み、精神的に追い込まれてしまっている女性
美容院の予約が取れない・・・(白髪が)
■シングルマザーの方に自立支援が届けられる■
昨日は東村山市の議員さんとお話しさせてもらいました。協定を締結できる自治体を増やしたいので、ご紹介を受けてお会いする方が多くなっています。
自治体と協定締結させてもらうメリットは、シングルマザーの方に自立支援が届けられることです。「どんな策?」の少し手前のことなんですが、「生活が安定できる自立の支援をしてもらえるんだ!!!」ということをシングルマザーの方に知ってもらう機会になるんです。
今の情報提供だと、まだまだ「児童扶養手当をもらえる範囲で働いた方が得ですよね?」とか「もっと手当ありませんか?」と聞かれることが私たちも多いですが、これをいくら続けても、シングルマザーの生活の安定には程遠い、というか、この思考だと自立は遠のいてしまい、気づくとシングルマザーではなくなり、高齢の貧困女性になってしまう可能性が高いです。
これって、そうなってからでは解決策は生活保護くらいしか無くなります。若いうちなら生活を安定させるだけではなく、社長になってしまった会員さんも数知れず(本当にたくさんいます)。子どもができることも広がるので、子どもの未来も変わります。
「協会の皆さん、ありがとうございます。お陰で行きたい学校に行けました。母にお仕事紹介してくれてありがとうございました」
こんな言葉をもらった時、たまらん!!!
■自治体が税金を投入して支援する立場のズレ■
昨日お話ししたんですが、私は日本シングルマザー支援は手厚いなと、そもそも私は感じています。ただ自立支援がないのは不満です。先ほどもいいましたが、手厚い中で年を取った時に必ず困るので、手前で支援すればなんてことないのにな・・・といつも思います。
なぜに、崖に足の指がやっと掛かっている辺りまで放置してしまうのか?ということです。崖が見えた辺りで支援ができれば、そんなに指に力を入れなくてもいいのにね?
もうひとつ、とても感じていることに、市民が自分が支援を受ける立場、と考えていることと、自治体が税金を投入して支援する立場、の概念のズレです。ここのズレが弱者を増やす福祉になってしまっているのだとめちゃめちゃ感じています。
「私は福祉を受けられる側」と思っている人が窓口に相談に行っても、勧められる支援策は自治体が税金を投入して支援が必要な人、という立場向けの支援策になります。
貯蓄を持っていてもいけないし、今の全てを捨てて逃げてくださいという話になる。「え!そこまでは・・・」と窓口を後にする女性は、自分の悩みを解決できず、自治体に相手にしてもらえなかったと誤解をして絶望感を感じてしまう。そもそも対象ではないのが事実です。
これがあっちこっちで起こっているのでしょう。
もっとしっかりと福祉を受ける必要性の概念を伝えた方がいいのではないかなと。またここに該当しない方たちが悩んでいるのも本当なので、ここを民間としっかり連携することで、絶望後に本当に支援を受ける人にならない支援をしていけばいいかなと思っています。
日本シングルマザー支援協会はそこに軸を置いています。
自分が福祉を受けられる立場だと誤解している人がとても多いので、彼女たちを傷つけずに、彼女たちが希望を持って未来に進めるような連携が早急に必要です。
■「お金がないから離婚できない」と悩み、精神的に追い込まれてしまっている女性■
子どものことを考えた時、母親の精神状態がよくない環境にいることが一番よくないです。貧乏であるとか、忙しいとか、そんなことは問題ないです。女性がメンタル不全に陥りやすい状況の改善のひとつに、このズレもあります。
どれだけ「お金がないから離婚できない」と悩み、精神的に追い込まれてしまっている女性が多いのか?これは子ども支援の一環としても改善が必要ですね。