幸せだなと感じられるのって、感謝であふれている時
ひとり親コンシェルジュ(商標登録出願中)が全国の自治体の窓口に、が目標です。
相談すれば解決する。そんな社会を目指したい。
■「希望」は簡単に「絶望」に変わり、「やる気」は徐々に「妬み」に■
相談窓口ってたくさんあります。山ほどあります。が、相談する人って多くないのは何故でしょうか?
私自身もそうでした。相談窓口は、離婚の時に児童扶養手当の手続きに行ったくらいです。その時に軽く相談したら「生活保護を受けたら?」と言われて、「稼ぎ方を知りたい」と聞いても教えてもらえなかったので、二度と窓口の相談には行っていません。
ただし、自立できるまでの時間は掛かってしまった。
高校生から2歳までの子どもを抱えて、どうやって働いたらいいのか分からず、学歴もないし親のコネもないし、能力もないし・・・という状況の中で、あるのは「やる気」と「希望」だけ。しかし「希望」は簡単に「絶望」に変わり、「やる気」は徐々に「妬み」に変わりました。
今の日本って、以前の私みたいな人が多いのかもしれない。
■幸せだなと感じられるのって、感謝であふれている時■
もし、離婚の時に窓口で「私は稼ぎたいです。自分の力で子どもたちを幸せにしたい」という私の想いに、「寄り添うよ、一緒に働き方を考えよう。ちょっと大変かもしれないけど、一緒に頑張ろう」って言ってもらえたら、私の自立への道は早かったのではないか、みんなが敵、誰も助けてくれない、などと一瞬でも思わなくて済んだのかもしれない。
私の場合は諦めが悪いのが奏を攻して、時間は掛かったけれど自立ができました。
また「絶望」が「感謝」へと変化し、「妬み」も「感謝」へと変化することができました。
私たちが幸せだなと感じられるのって、感謝であふれている時なのを知った。そんな感じです。
相談すれば解決する、または新たな方法を見つけることができる。絶望を感じてしまうと、相談者本人が、もう良い方向へ行けるわけがないと、無意識に思い込んでしまう。こうなると変化はとても難しいことになるので、これから離婚する人には、絶望を感じる前に解決する方法を伝えられることが絶対にいい。そうすれば自立までの道はそこまで大変じゃないです。
日本の福祉は崖で足を滑らせて、指1本でギリギリぶら下がっている状態にならないと手を差し伸べてくれない。自立は足を滑らせる直前の方が楽なのに、わざわざ助けられない状況になるまで、体力も気力も失う状況まで放置してしまっているなと思います。
この状況で支援するのって支援者の苦労も多くなります。支援者も疲弊してしまう可能性が高い。
もっと簡単にできる方法があるのに、わざわざ大変にしている。もっと単純に考えていくだけで、自立できる人はもっと増えます。