離婚をするもしないも、選択できる環境へ
腹筋のなさを感じて悩む。
■離婚前相談、「自立が先です」とサポート開始■
2年くらいサポートさせていただいた方が、この度正社員として、久々の社会復帰を果たしました。50歳近いこと、離婚前ということもあり、ゆっくりとサポートしてきました。
いや、嬉しいです。この2年本当に頑張ってくれました。後ろを振り返ることなく、焦ることなく、一歩一歩を確実なものにしていったという印象を持っています。
離婚相談の時、「自立が先です」ということで、就職支援をさせていただくことも多いです。何故なら、自立することで、本当に離婚が正解なのかどうか?が分かることが多いからです。
自分に経済力がない時に持つ不満と、自分に経済力が付いた後の不満は全然違います。今まで気になって仕方なく、夫の言葉に日々傷ついていた方が、「夫の言葉、全然気にならなくなりました。2人の方が家計も安泰なので離婚しません」ということも起こり得る。
また、「経済力が付き、離婚ができるようになってみて、やっぱり一緒にいたくないと思ったので離婚します」ということも起こります。
その人にとって離婚という選択肢が必要かどうかは、自分に経済力が付かないとわかりません。経済力がない時に辛い出来事って、夫の態度だけでの感情だけではなく、夫の態度を辛いと感じてしまう、自分の状態に影響されていることも多いです。
自分に経済力が付くと、夫の態度が何も気にならなくなるケースは多いです。
■離婚をするもしないも、選択できる環境へ■
今回も、先ずはパートで働きはじめましょう。となり、その後、愛されるコミュニケーション講座を受講し、リテラシー講座も受講されました。自分の心構え、夫との関係性の新たな構築など、ひとつひとつしっかり取り組んでいらっしゃいました。
途中、「夫が家の手伝いをよくしてくれるようになりました」とも。自分が働くことに理解を示してくれるようになり、徐々にただ嫌だ嫌だではなくなっていきました。
パート先でも必要とされるようになり、こうなれば正社員でもやっていけます。
「正社員目指します」となり、今回採用となりました。
協会では定着支援もしているので、ここからもサポートは続けていきます。この方がこの後離婚するかは分かりません。もうどちらも選択できる環境になったので、自分の気持ちに素直に行動すればいいと思います。
「ひとりで生きていく自信がない」
「お金がない」
そんな理由で離婚が夢物語ではなくなりました。
あとは自分の気持ちに忠実に、将来を考えた時に「得」な方を選択してもらえればと思います。