いくら必要か考えたんですが、どんな仕事に就けばいいでしょうか?
今はYouTube先生が何でも教えてくれる。私がよく見るのは「賃貸DIY」と「ぽっこりお腹」
■いくら必要か考えたんですが、どんな仕事に就けばいいでしょうか?■
「その考えのままだと生活困窮まっしぐらだよ」
そんな会話を笑いながらですが、個別相談ですることがあります。
生活困窮まっしぐら、とどういう時に思うかと言うと、家計のこと、お金のことを全然考えていないことが会話の中で分かるからです。
仕事の選び方、教育費のこと、自分の老後のことなど、不安には思っているけれど、お金という軸がどこにもない。相談を受けていると圧倒的に考えていない人が多いです。
「お金のことが不安」とは言います。が、お金の詳細は考えられていない、ということです。
全く同じ会話になるんです。
「離婚しなきゃいけないので、自立したいんですが、資格は何を取ればいいかなと思って、医療事務とかwebデザイナーとか考えています」
「事務しかやったことないので、事務の正社員探しているんですが、全然無くて」
「子どもが小さいので遅くまで働けないので事務職しかないじゃないですか?」
これ何千回も聞いてます。
あんまりいませんが、最初から安心できる人が言う言葉は、
「いくら必要か考えたんですが、どんな仕事に就けばいいでしょうか?」
この質問ができる人は問題ないです。この時に求職中だとすると、相談後協会のサポートが開始して、1,2か月後には生活の安定の一歩を踏み出しています。
■娘を持つ母親は自立を促す教育を■
前者と後者の違い、ズバリ、家計を中心に考えているか否かです。
この原因は、幼い頃から自分が中心となって家計を担うという意識を持つことを教わらないのでしょう。女性の貧困の解決は、学校教育、家庭教育からやらないといけない。学校教育は直ぐには無理でしょうが、母親は知れば変われるので、娘を持つ母親は自立を促す教育をし、息子を持つ母親は、自分のことは自分でできる、協力的な男性に育てていけばいいでしょう。これなら知った人から始められますね。
以前、ネットの番組で稲田朋美議員とご一緒したことがありますが、その時に「私の母は専業主婦だったけど、私には自立をしなさいと教育してくれた」と言っていました。この言葉は印象に残っています。