子どもたちの未来を守ることは、私たちの責任
今日も個別相談をたくさんやっています。相談前と相談後の声のトーンが変わるのが嬉しいです。
今年はたくさんのひとり親セミナーを、各地でやらせていただいています。ひとり親支援の中心はお金を配ることや、無理のない資格取得をお手伝いすることがほとんどですが、私たちがシングルマザーの方の可能性に焦点に置き活動していることを、少しづつ理解してくれる人が増えているのを感じています。
お金(手当)をくれることは、とても有難いことです。私も何度も何度も助けられました。また無理のない資格取得、例えば医療事務。資格取得で安心される方は多いので、有難いことですが、生活を安定させるには、どちらも程遠いのが現状です。
コロナ禍の福祉支援金を見れば、困っている人を助けるための施策のはずなのに、「免除」に注目が集まってしまい、窓口の方も借りる時から「返さなくても大丈夫です」と伝えてしまったことにより、結果的に『非課税の状況のままで長期間いる』ということになってしまいました。
コロナ禍が過ぎ、日常を取り戻す中でも、福祉支援金を多く借りてしまった人は、非課税の状況にいるために働くことを選択しない人もでてしまっています。
医療事務という資格は、「ハローワークで言われてた通りに資格を取得をして仕事に就いたのに生活が安定しません」という相談が多いです。医療事務は給料が低い仕事です。給料の低い仕事では生活は安定しないのは当り前です。
自立するために何が必要なのか?と考えると、多少の努力や変化は必要です。今できていない生活安定を手にするために、今のままでいい訳が無いです。これは何事も同じでしょう。新たな生活を手にするために、多少なりの努力は必要であり、変化が伴うもの。
ただ頑張れ、ではなく、可能性を信じて寄り添っていくことで未来が構築できる。
そんな支援が拡がれば、子どもの貧困は必ず減少します。
子どもたちの未来を守ることは、私たちの責任だと感じています。