以前うちにいたシングルマザーがよく働く人でね、だからシングルマザーを雇用したい

シングルマザーを雇用したいと思っている企業の多くは、とても良く働くシングルマザーを雇用した経験がある。



「少し元気なシングルマザーが、まだ元気になりきれていないシングルマザーの手を引こう」
この言葉は、ひとつのコンセプトとして、日本シングルマザー支援協会が設立した10年前から掲げています。

私自身が先輩シングルマザーに出会って助けられたこともあったし、自分もそうありたいと思うようになったという経験もあります。またそう思っているシングルマザーが多くいることも確か。

協会を立ち上げてからは、シングルマザー自身の在り方によって、間接的に自分の知らないところで、他のシングルマザーの未来を切り開いていることも知りました。

それは多くの企業の方が教えてくれました。
・以前うちにいたシングルマザーがよく働く人でね、だからシングルマザーを雇用したいんだよ
と、シングルマザーであることがメリットとなり就職ができた人がいます。
・協会から紹介された方は、みんな真面目で一生懸命で驚いた。もっとたくさんの人を紹介して。
と、協会の活動に賛同くださり、やはりシングルマザーはメリットになった。
・うちの母親はシングルマザーだったんだよ。とても頑張る人だから僕も大学も行かせてもらった。僕も経営者になったので母のように頑張る人を雇用したい。
と、母親の背中を見てきた子どもが、将来社会で活躍した時に、シングルマザーを雇用したいと考えてくれた。

このようなお声をどれだけ聞いたことか?これは、一生懸命働いて、一生懸命子育てをしたシングルマザーが、知らないうちに次のシングルマザーの道を切り開いていることになります。

残念ながら逆もあります。これも現実です。
・シングルマザー雇ったら、いい加減で休んでばかりで困ったよ。だから嫌だ。
と、言われたこともあります。ただし、少数です。

自分と子どものために頑張る。
それが誰かの役にも立っている。
こんな素晴らしいこと、ありませんね。