色んな考え方がある中で、私は、女性が普通に自立できる仕組みができることが、多くの問題を解決するひとつになると信じています。

「他のシングルマザーはどうしていますか？」とシングルマザーの方に聞かれます。
「シングルマザーの方ってどんな仕事を望みますか？」と企業の方に聞かれます。

どちらも答えは「人それぞれです。ご自身の年齢も、お子さんの年齢も、キャリアもブランクも地域も違うので、十人十色です」と。

次に「あなたはどうしたいですか？」「御社はどんな女性を望みますか？」と私の方が質問をします。
重要なのは、先ずは自分がどうしたいかです。

設立当初から掲げているのが「稼ぐ力を養う」「共感と言うコミュニティ」「再婚という幸せ」の３つです。基本にあるのは『自立』。自立の上にこの３つの中で望むことを重ねていくイメージです。基本は『自立』です。

誰にも依存しないことで、シングルマザーの課題である「不安」と「お金」に翻弄されなくなります。依存しないために必要なことが『自立』。家に例えるなら基礎の部分だと思っています。

「不安」は目の前のことが多く、結果的に未来の不安は払しょくできなくなります。これをずっと続けていると、起こること全てが不安の原因になってしまい、前に進めません。将来を考える時間を持たない方が、長い目で見ると大きなリスクです。考え方として、「不安」で狭めていく前に、未来に向けて拡げることが大事です。一度未来に向けて拡げた後に、実際は精神的にも経済的にもストレスの低い、自分の選択肢を見つけることができて、それを実現することを考えて動けばいい。

「お金」はその次です。経済的なことで「不安」を生んでいることが明確になったら、それを解決できる自分なりの働き方を決める。多ければいいわけではない。貯蓄を分類するだけでお金の不安が払しょくできる人もいれば、働き方を変えることで、お金の不安が払しょくできる人もいる。住む場所を変えるだけで不安が払しょくできる人もいる。

「不安」と「お金」の課題を解決する方法として、自分に合った形を選択することです。