ただの夫婦喧嘩から、モラハラ夫からのDVへと、女性の受け取り方は変化していく
女性の恐怖心の話が、どうしても多くなってしまいます。
離婚前の相談の時に、最初に聞くことがあります。
「ご主人は、あなたが離婚したいこと知っていますか?」
80%の方が、「知りません」と答えます。
「私にはできないと思っていると思います」
これが離婚前の自立支援の最大の難関です。
「夫に話してからじゃないと出て行けませんか?」と聞かれることも多いです。基本的には「話し合ってから出て行った方がいいです」と伝えますが、相談者の方があまりにも怖がっていると、「離婚したいから別居したい」と伝えることは頑張ってできるような簡単なことではないんです。
「ご主人、『お前は俺のことを理解していない』とか言わない?」って聞くと、「良く言われます」と答える方が多い。
話し合いすらできない関係になる最初の課題は、お互い相手に自分のことを理解して欲しいという気持ちです。「私だって」「俺だって」なんです。
先ずは自分を理解して欲しい。それがエスカレートしていくと、男性は声が大きくなり、イライラして物に当たったりするケースがとても多いです。言葉もきつくなります。「お前に何ができるんだ」「パートくらいで働いているとか言うな」「誰のおかげで生活できているんだ」「俺が家事を手伝うならお前は働くな」など。
女性は自分を理解して欲しいと思うと、一生懸命話し合おうとします。「あなたと話しあいたい」と何度も何度も声を掛けますが、相手はどんどんイライラしていき、「話し合いができません」と相談にきます。最終的には怖くて話し掛けられませんと。
この時点では恐怖心に変わっているので、「お前に何ができるんだ」と言われても、最初は悔しいくらいの気持ちで言い返せていても、徐々に「私には無理なんだ、一生我慢しかないんだ」と思うようになっていきます。
この状態に陥っている主婦の方、皆さんが思っている以上に日本には多いです。
こうなると社会復帰ができる自信なんてあるわけないです。社会復帰にも絶望し、モラハラ夫への恐怖心は更に高まる。(ただの夫婦喧嘩から、モラハラ夫からのDVへと、女性の受け取り方は変化していきます。男性はずっと夫婦喧嘩だと思っているので、自分がモラハラだと理解しません)
協会のメルマガを読んで自立ができる人が何故いるのか?
それは、「あなたにはできるよ」と、毎日伝えているからです。その言葉を毎日読むだけで、できる人も多い。
だからこそ私は”雰囲気”を変えたい。
「あなたにはできるよ」と声を掛け続ける人が増えるだけで、どれだけの人が笑顔になれるのか?
そんな”雰囲気”を一緒に創ってくれませんか?