働く女性は増えたけれど、女性の貧困率の低下にはあまり影響がない

毎月1度、3年とちょっと開催しているのが、MES企業説明会。3月は昨日開催しました。参加者11名でした。3時間の説明会は長いと感じるかと思いきや、参加された方は皆さん「あっという間でした」と言う説明会です。



仕事全体を知り、知ったところで自分の興味や経験、そしてやりがいを感じられる仕事を見つけていく方法です。スタートの13時の時点で選択肢に入っていなかった仕事が、ラスト16時には選択肢に入っていきます。

何故なら、本当の仕事内容や意義を知ったことと、自分の未来を創造しているからです。

昨日、令和3年11月に内閣府男女共同参画局が発表した「結婚と家族をめぐる基礎データ」を見ていました。その中で私が課題だなと感じたことに、この20年で専業主婦は半減し、結婚している女性の中で専業主婦が一番多かったのが、今ではフルタイムで働く人と、専業主婦の数が同じになり、パート主婦が一番多くなったことです。

働く女性は増えたけれど、女性の貧困率の低下にはあまり影響がないと考えていいと思います。専業主婦もパート主婦も、経済的自立ではなく、老後貧困の要因を持っていることには変わらないです。

また、ひとり親世帯の状況で見ると、平均年収200万となっていますが、正規雇用であれば平均が300万を超えます。同じひとり親世帯でも、まずは正規雇用を目指すだけで、年収100万上がります。

生活の安定は、今すぐのことなので、シングルマザーをフルタイム正社員への道をサポートすることが、現状の支援としては最も重要なことになります。その過程で、子育ての考え方、マインド、社会性などの課題を見つけ、解決していきながらのサポートが必要です。

その中心として月に1回のMES企業説明会を開催しています。