寄付の情報ない中で、探して辿りついてくれる企業や著名な方が増えている
焼き鳥の調理器具、買えました。思っていたものとは違いましたが、買えました。そして食べました。
ねぎまを作って食べました。美味しかったです。
【寄付の情報すらほぼ無いにも関わらず、協会を見つけて寄付をくださる企業や著名な方が増えている】
10年シングルマザー支援を続けてきて、いろいろと思うところはあります。シングルマザーにもいろんな人がいるので、いろいろな支援の形があっていいと思います。ただ、貧困のシングルマザーを増やす風潮はいかがなものかとは思います。
少しFBで呟いてみたら、有難いコメントをいただきました。
実際に、団体運営を考えると、「シングルマザーかわいそう」「シングルマザー大変」と打ち出して、国の制度にも異を唱えて行った方が活動はしやすいのかもしれません。
しかし国の制度には助けられてきたし、今は税金を払える立場になっているので昔助けられたお返しだと思っているところもあり、私はあんまり異を唱えることができない。もっと良い制度にして欲しいという希望はありますが。
ただ最近感じるのは、日本シングルマザー支援協会はホームページには寄付のお願いしていますが、広告を使ったりは一切していないんですが、コロナ以降(コロナ前はホームページでお願いもしていませんでした)、寄付の情報すらほぼ無いにも関わらず、協会を見つけて寄付をくださる企業や著名な方が増えているんです。これは最初驚きました。しかも寄付控除もない団体です。
実際に、運営はそんなに簡単ではまだないので、とても助かっています。が、いつまでも甘えていることもできないので、2025年には協会の事業でちゃんと事業が回るようにしていくことを考えています。寄付で運営を続けるのではなく、寄付のお陰で事業が成り立つように数年でする。まさに児童扶養手当を5年で卒業するようなイメージです。
それができれば、次に生まれた団体が新たに寄付で育っていく、という循環も生まれ、ソーシャルビジネスが繁栄していくのかなと。
【貧困高齢女性予備軍が新たに生まれているという現実が・・・】
日本シングルマザー支援協会を立ち上げた10年前も、そして今も、生活を自分で安定させられるようになる仕組み、本当の意味の自立支援はできていません。今多くある、与える支援も必要だと思っています。私もたくさん助けられました。しかし、ずっとその立場で居続けるしか方法がないと、シングルマザーの場合は、子どもが18歳になると支援は終わり、そこに貧困高齢女性予備軍が新たに生まれているという現実は既にあります。
これは当り前のことで、社会人として責任のある仕事の経験だったり、知識や技術を社会人として蓄積できた時間を、パートや派遣などに費やしてしまうので、40代も半ばになると自然と仕事は無くなっていきますし、社会保障の積み立てもあまりできていません。
子育て期間だけで見てしまうと、子どもの側にいることが最も重要だとされてしまいますが、子どもの教育費、自分の老後までを俯瞰して考えると、今の選択は大きく変わります。しかもパートで時間があっても、お金と将来の不安で精神的に安定はしずらく、それが子どもの生育歴に良い影響を与えるとも思えません。
時代の流れもあり、老若男女問わず自立していることが望ましいとされています。その中で子育て中の女性も社会で活躍していく、その流れを作ることが重要です。
今はまだ、多くの方に支えられて活動をしています。それに甘えず、ソーシャルビジネスも自立できる時代になるよう、今日も明日も考えながら走っていきます。