離婚を考えている女性への質問「自分で右から左に動かせるお金ある?」

シングルマザーは普通の人。離婚した途端、弱者に入れらると心が付いていかないこともある。



【確かに専業主婦は貧困なのかもしれない】
もし、離婚した途端に弱者ならば、結婚している女性もみな弱者なのではないだろうか?
個人の経済力で判断するところでは、専業主婦は経済力が無いので、夫の年収が1000万あろうが、貧困という扱いになっている。

これは「おかしくないか?」と笑ってしまったが、離婚した途端に経済力のない女性の多くが貧困扱いになるとすると、確かに専業主婦は貧困なのかもしれない。

逆に、そう定義してしまった方が、女性の貧困問題を可視化しやすくなるかもしれない。自分の自由になるお金が無くても、夫の収入が良いだけで高所得世帯の人というくくりになり、事実が見えにくくなっている。

【離婚を考えている女性への質問「自分で右から左に動かせるお金ある?」】
離婚相談の時、私は必ず聞きます。「自分で右から左に動かせるお金ある?」と。右から左に自分で動かせるお金があれば、離婚まで、離婚後の計画を立てるのは難しくない。右から左に動かせるお金が、自分の収入なら更に簡単だ。

それを理解しているモラハラ夫は、妻に自由になるお金を渡さない。という強者もいる。これは手強い。ただこの時、女性の浪費傾向も見極める必要はある。夫がどんなに稼いでも、全部使い切るくらいの勢いの浪費癖の女性もいるにはいる。そして、浪費癖の怖さは、本人にその自覚がない。

どちらにしても、「身の丈」を理解している人は貧困に陥りにくい。家族が希薄化している社会の中で、経済を誰かに頼っているのは、想像以上の信頼関係が必要となる。今の時代はかなりのリスクとなる。

貧困高齢女性を生み続ける社会であることに、女性が気づかなければ、誰も教えてくれない。