シングルマザー支援とは何か?どんなことがあるのか、どんな感じなのか、何が目的とされているのか

夜中のカミナリが恐ろし過ぎて、眠れなかった。あんな「光」「音」「恐怖」を、カミナリで味わったのははじめてかも。


【シングルマザー支援とは何か?どんなことがあるのか、どんな感じなのか、何が目的とされているのか】
7月は日本シングルマザー支援協会、設立10周年。感慨深い10年でした。
会社を辞めると決めるまでは、仕事はとても好きだったので、本業の仕事のことで頭の中が100%埋まっていた。その方が楽なので、隙間を開けることをしない自分がいた。

新たに始めたいことに頭の中のスペースを開けないと、なんとなく日常が続いてしまうので、こうなったら「決める」しかない。ということで退職日を決めた。

不思議なもので、退職日を決めた途端に、頭の中のスペースがかなり空いた。退職後の会社設立のことばかりを考えるように、やっとなれた。

設立は、7月と決めた。それを人に話していくだけで、助けてくれる人も増えていった。
今思うと、よく動いたな、と思うくらい何も考えていなかったし、何も知らなかった。ただの無謀なだけの人。

一応調べたのが、シングルマザー支援とは何か?どんなことがあるのか、どんな感じなのか、何が目的とされているのか、など。そこでひとつ思ったのが、シングルマザーの悩みは聞いてくれるかもしれない、物はくれるかもしれない、けれど、シングルマザーの生活が長期的に安定する支援は、本当にどこにも無かった。

私自身も、今ある情報で困りごとを解決しようか考えていく中で、どうやったら子どもに普通の生活を送らせることができるのか?の答えは「手当をたくさんもらうこと」としかなかった。それ以外の答えってどこにも無いんです。こどもが多かったので、手当はたくさんもらえたが、その生活になっても、何も生活は安定しなかった。将来の不安も払拭できなかった。

「やはり、もらうことではなく、稼ぐ力を付けることじゃないだろうか?」と思い直し、調べたが、支援としては何も無かったので、自分で試行錯誤して失敗もしながらがむしゃらに働いた。

【市役所に電話して「そこまで考えている人はいらっしゃらないので」と言われた経験】
貧困時代に、鮮明に記憶している出来事がある。
民主党政権になり、扶養控除が無くなった。こどもが多い我が家には大打撃だったので、議員さんに知り合いもいないが、調べまくっていろんなところにメールしたりしてみたが、私でも思いつくような有名な議員さんからは、誰も返信が無かった。市役所にも電話した。「今の生活、こどもの教育費、老後まで考えた時、今の生活すら脅かされると、将来の準備までできません」と言ったら「そこまで考えている人はいらっしゃらないので」と言われた。

この時、自分の力を付けるしか残された道は無いんだなと悟った。

お陰様で、いくつもの理不尽な経験を通して、私は人として強くなっていき、自分が強くなることで、こどもたちを守ることが、最も親がやるべきことだと思うようになった。そして、こどもたちにも、社会が理不尽であることを体感として教えて、自分の力を付けてもらうように子育てもした。

このような経験もあり、シングルマザー支援で最も重要なはずの、自立支援が無いことに着目し、日本シングルマザー支援協会は「少し元気なシングルマザーが、まだ元気になりきれていないシングルマザーの手を引く」というコンセプトの元、自分の力でこどもを笑顔にできるシングルマザーを増やすことを目的として、2013年7月13日に設立されました。