帰りの車の中で、ジャニーズ事務所の会見を見ていた。実際に事件を起こした人は亡くなっているのに、負の遺産からの責任を、今の人が攻撃的に受ける。立場的には仕方ないが、一緒に社会の雰囲気を作っていたマスコミまでも攻撃する。責任転嫁という現実が、私は怖いなと思ってしまう。

ジャニーズ事務所を中心に起こった、この事件は、ジャニーズ事務所を日本に置き換えても当てはまることが多いなと感じてしまう。負の遺産を作っている人たちは、自分たちの間違いに気づかないふりをして、正すより誤魔化す能力が高くなる。

権力を持った人は、自分の思い通りにしようと動き、周りが権力に群がるので、実際に思い通りになるようになり、そしてそれが当たり前のようになり、群がる方が得だと感じる人が増え、更に群がる。

右へ左へ群がったり、攻撃したり。

家庭で妻を怒鳴りつけている夫も、戦争を起こす国の偉い人も、優位性を保ちたい、権力を振りかざしたい、という思いは同じ、立場が違うと、できることが違うだけ・・・と、よく相談の時にも話すけど、本当そう。

自立をして、自己効力感を上げて、自分で自分の人生をコントロールできるようにするしかないよと。

一企業の話しだけど、社会の縮図としてみると、他人事ではなく、自分はどう生きるか？を考えるきっかけにしたい。