「守り過ぎ」は逆の効果を生み出します

月一のラジオですが、11月はお母さんがシングルマザーだった若い社長さんに、お母さんを紹介してもらえることになりました。

シングルマザーだった母は、自慢の母・・・泣ける



埼玉県の「お留守番虐待」に、批判の声が集まっているようで、少しホッとしました。
ちゃんと子育ての現実を知っていいる人が、たくさんいる。

決めた議員さんに悪気はないのでしょうが、現実を知らない人が決める人になっていることの恐ろしさを、今回はみなが学んだことになったのであれば、結果良かった出来事になりますね。そうならないかな。

「福祉」が守り過ぎになっている。それが一般の人を苦しめることに、時間を掛けてなってしまった。「守る」ことはとっても重要ですが、「守り過ぎ」は逆の効果を生み出します。

自立支援すら、理解してもらえない。
それが何故なのか?をずっと考えてきて、「守り過ぎ」が定番だと気付き、この状態がもっと続くと、時間の経過と共に、福祉支援が一般化してしまいます。というか、もう片足以上、この状態になってしまっています。

最近よく聞きませんか?
「年を取ったら生活保護を受ければいい」という、普通に働けている方の声。

高齢者には年金があるので、本来生活保護になる必要はありませんが、福祉が一般化してしまっているから、年金すら機能しなくなり、生活保護という発想になります。

しかし、福祉が充実している様にみえても、今既にそうですが、その財源は一生懸命働いている人の税金です。日本人は勤勉勤労と言われていたのは、はるか昔のことで、今では頑張ることは損なことと、感じている人が増えているようにも見えます。

頑張ることは自分のためなので、損なんて絶対にないのに、本当に損してしまう社会になってしまった・・・

生活保護は、日本の福祉の仕組みの中でも、世界に誇れる仕組みですが、今、その仕組みが大きく崩れているように感じます。崩してしまったのは、「守り過ぎ」という概念ではないでしょうか?

そして、一番伝えたいのは、本当にそれが、私たちの幸福度に繋がることなのか?ということ。
福祉とは、弱者を守る(すぎる)ことではなく、全ての人が幸せに暮らすこと、だった気がします。