「元夫にどんな酷いことされましたか?」「貧乏の人紹介してください」???

MES式自立プログラム考案者の江成です。女性の自立を当たり前に、子育てと仕事の両立を楽しめる社会へ。
VISONのお仕事体験に、今日と明後日、おひとりづつ入ります。こどもたちのために働く母親たち、本当に素敵です。



10年の活動の中で、何度か外国の記者に取材を受けたことがあります。
共通していたのが「なぜ日本女性はもっと前に出ない?」「働かない?」という質問から始まること。

私の心の中で「確かに!」と思いながら、子育てしながら働くことに、もがいていた私なのに、外国の記者の方が共通して質問してくる内容に、今までそれほど疑問に思うことが無かったと、気づかされました。

私たち、女性自身が、もっと疑問を持ち行動しなければ!と思った出来事です。

日本の取材だと、「元夫にどんな酷いことされましたか?」「貧乏の人紹介してください」「国に何をして欲しいですか?」とか、私たちを他責と決めつけたような質問が本当に多いです。これに答えないと取材は全てボツになります。という理由で、私たちが受けた取材はボツ率が高いんです。

女性は依存しなければ生きていけない。
依存する人(夫)が酷い人だから不幸になった。
国が女性を守らないから生活が困窮している。

こっちの目線ですね。これに合わせて被害者意識全開で取材を受ければ、ボツにはなりません・・・(でもそんなネガティブなこと私にはできない)

女性が自立しようと思っていても、社会の風潮がこっちなので、自然と女性も依存型になってしまいます。他に方法が無いから。

それでも一生懸命働きだすと、「子どもがかわいそう」「母親なのに」とか言われてしまう。
そっちの方が苦しいかな・・・

母親神話の二次的被害です。

とはいえ少し前までは、これでもどうにかバランスが取れていたが、もう崩れました。この風潮に女性が自ら逆らっていき、風向きを変えて行かなければ、結果女性と子どもが更に苦しむ事態になります。そしてまた、誰かのせいにするのは、もう辛い。見てられないです。

もう、作られた他責女性にならないために、自分の人生を自分で創造していくこと。
それこそ、みんなが望む、自分らしい毎日になるでしょう。