女性活躍が進まないのは、女性の不安の不理解?
シングルマザーの可能性を追求する、シングルマザー支援団体の代表の江成です。
こども家庭庁が「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」を募集しています。
多くの企業に応募して欲しいです。
現在、協会でも求人数を増やすために、多くの企業の方とお会いしています。
シングルマザーが働きやすい企業を探して奔走しているわけです。
ただ、企業側の人材への想いも理解できるので、シングルマザー側にも企業の想いや希望を伝えていきたい。両者の懸け橋になり、間に流れる溝が無くなるまで、橋がいらなくなるまでサポートしたいと思っています。
最初の川幅はアマゾン川。相手のことなんて全く見えていない。
「できるかな・・・」 「こどもが病気になったら・・・」
女性が不安から発する言葉は、川の向こうではこう聞こえる人もいる。
「やりたくないかも」「気軽に休みたいな」「責任を取らされるの怖い」
今日本で女性活躍が進まないのは、女性の不安の不理解だと私は感じています。
これは日本人女性特有なのかもしれません。子育てや家事の負担が女性に集中しやすいのは世界共通ですが、日本はメンタル不全に陥りやすい環境があり、女性の不安がとても大きくなっています。
そもそも、女性の能力からみると仕事と家庭の両立は可能なのに、不安が強すぎて、出来ることまで出来ない気になってしまっています。また外部に任せることをNGと考えがちなので、ベビーシッターも、家政婦も一般的にはならないし、食洗機も普及しない。お惣菜が食卓に並んだら家族からも不満も出るとか・・・
しかも保育園までもがお母さんがフルタイムで働ける仕組みになっていない。
一昔前みたいに、みんな17時で仕事が終わればいいのに。いつの間にか18時がスタンダードになり、更に女性はフルタイムで働きにくくなってしまった。これが最近のことだから不思議です。
休憩時間の確保や、週休2日制導入など、良いことですがそのしわ寄せのように夕方が18時になる。家事育児をしない方はこれでもいいですが、家事育児をする人はこの1時間は土曜勤務くらい負担が多い。しかも週1の負担ではなく、週5の負担です。
これも、決めた人が家事育児を考慮できなかったのかな?分かりませんが、そう考えてしまいます。
話しは戻りますが、仕組みがごちゃごちゃして大変なことは増えてしまっている気もしますが、企業はしっかり働いてくれる人にこどもがいるなら考慮してくれるし、一緒に考えてくれます。女性に優しい企業は、男性にも優しいことになります。家庭で子育てを協力しあう環境が整いますね。家庭が平和であれば、仕事のパフォーマンスも上がるものです。