私だって大変なのに、シングルマザーばかりずるい

こどもの未来を創る親として、シングルマザーの自立を考える、日本シングルマザー支援協会



キリンのCMの件で、またまた「高齢者の集団自決」が話題になっています。
成田先生が好きで全部観てる私にとっては、言葉は強烈だが、実は多くの高齢者の思いを汲んだ言葉ではないかなとも取れるんです。

若者視点ではあるが、俯瞰した意見でもある。これ、高齢者自身が言ったのであれば、自虐ネタだが、当事者ではない人が言うから誹謗中傷のように感じるのかもしれない。

多くの高齢者の本音って、「私たちのことより若い人のことを考えてあげて欲しい」だと、私は感じます。しかし、当事者の声の代弁者のように伝えられるのは、「年寄りを大事にしろ」と言っているような意見ばかり。

これが本当の当事者の声だと、少なくとも私は感じない。

私は当事者でも代弁者でもないので、あくまでも個人的な意見には過ぎませんが。

なぜこう思うかというと、シングルマザーも当事者の本音の声はほぼマスコミなどで聞くことは無く、代弁者のような人たちが「かわいそう」「大変」を大きな声で言っているように聞こえてしまう。

そして、一般化するのは代弁者の大きな声。
「かわいそう」と思う人がいるのも事実だし、「大変」なのも事実だけど、あまりにもそれだけが広がると「私だって大変なのに、シングルマザーばかりずるい」という声にも繋がる。

何よりも、弱者カテゴリーに定着させないで欲しい。なぜなら、そこから抜け出す術が無くなるから。
男でも女でも、高齢者でも若者でも、未婚でも既婚でも、何でもいいですが、人それぞれ。傾向はあるが、十人十色、千差万別。

傾向としての解釈はあくまでも統計的なもので、個々人に当てはまめるのは無謀です。
女の人でも力の強い人もいれば、男の人でも車の運転が下手な人もいる。シングルマザーでも楽々自立する人もいれば、世帯主のパパでも、正社員になれない人はいる。

色んな意見があっていいし、その言葉を否定する前に、「どうしてそう思うのか?」を知りたいと思い、もっと深い意味を知るための対話が広がればいい。


★シングルマザーチャンネル★