シングルマザーだから貧困なのではなく、パートだから貧困なんです

シングルマザーの自立の達成とは、自分で働いた収入内で生活ができ、更に未来のために貯蓄ができている状態をいいます。シングルマザーの自立をとことんサポートする、日本シングルマザー支援協会の江成です。



シングルマザーの自立を達成させるためには、本人が意欲的に働くこと、未来を見据えること、この2つが最も重要となりますが、意欲と未来を見据えるモチベーションを保つための、働く環境も次に重要となります。

取組むべき順番としては、企業が現状の働く環境を見直し、男性も女性も働きやすい環境を作ることが、女性活躍を掲げる前にやるべきことです。

女性が定着して働けるように考えてくれる企業とのお取引が多い中で、一緒に切磋琢磨できることもあり、企業側が何をすべきか?が見えてきました。今よくある女性の活躍支援とは、真逆かもしれません。

なぜか女性向けの支援となると、この国は甘くなります。わがままを受け入れること?とも捉えるような方向に向かいがちです。それは持続可能ではないし、女性のポテンシャルも潰します。

もっと能力を信じて欲しい!_
その上で女性特有の思考を理解して、全社員に研修を受けさせて欲しい。

理解が進み、能力を信じてもらえれば、能力があるのに埋もれている多くの女性は直ぐに活躍できます。

問題が起こると一緒に考えてくれる企業との連携が多いこともあり、本当に良く見えてきました。企業の方々に感謝です。私たちが、私たちだけで考えても、きっと独りよがりになっていたかもしれません。本当に感謝です。だからこそ、まだ気が付いていない企業に対して、しっかりと伝えていける仕組みを作ろうと思います。

現状、女性が社会復帰をしようと思うと、「私には能力も経験もない。だから資格を取ろう」となります。しかし仕事に結びつく資格ではないことが圧倒的に多い。また、「事務職しかできない」というので、女性の仕事は事務職だ!パートだ!となりがちです。

シングルマザーだから貧困なのではなく、パートだから貧困なんです。
世帯主である夫がパートだったら?
その家庭は貧困に陥りやすいでしょう。

実際に、ひとつひとつ生活を作っていくことを一緒に考えていくと、誰もパート程度の事務職は選びません。というか選べません。以外と、職種ではなく、やはり大事なのは働く環境なのだと、ここ数年で思い知りました。

皆さん、しっかりと働く環境で選択しているんです。と考えると、社会の子育てとの両立への理解、ここは男性の育児参加率を上げればいいとも思います。同時に仕事のみに集中できる環境である男性に合わせて出来上がっている働き方の見直しが、早急に取り組むべきことでしょう。

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