子どもはコントロール可能なものとするルールが多い?

シングルマザーの自立の達成とは、自分で働いた収入内で生活ができ、更に未来のために貯蓄ができている状態をいいます。シングルマザーの自立をとことんサポートする、日本シングルマザー支援協会の江成です。



50代も半ばを過ぎた女友達が集まって、あーでもない、こーでもないと話しながら、素朴な疑問をぶつけてみた。

「私たちが子育てしていた頃、子育てが大変大変って思ってなかったよね?どうして今は子育ては避けたいくらい大変なことになったのだろう?」

こんな意見がでました。
・虐待だ通報だと世間の目が厳し過ぎる
・子どもはコントロール可能なものとして扱われている決まりが多い
・相談できる人がいない

私たちたちの話しになりますが、友達同士で同じ保育園に通い、一緒に旅行行ったり、キャンプやったり、子育てを一緒にしていました。子どもは常に10人くらいいたので、兄弟のように育ちました。

虐待だ通報だと世間の目が厳しいことは、プラスに働くこともありますが、多くは母親を不安にさせていると感じます。真面目に子育てしている人の方が、子どもを叱ると虐待と言われないか、子どもが大泣きしてしまうと通報されないか、家の手伝いをしてもらうとヤングケアラーと言われないかと不安になっています。

実際に虐待しているような人は気にしていません。

また、子どもはコントロール可能というのもそう。働いていれば遅刻は出来ませんが、子どもにはそのプレッシャーはありません。出かける直前にジュースをこぼすし、泣いて動いてくれない、うんちをする。歩いていても花が気になれば止まってしまいます。

チャイルドシートもそう、座っていて欲しいと一番願っているのは母親ですが、知恵がつくと上手に抜け出しますし、雨の日に子どもと歩いている時に、車の友達に会って「乗ってく?」と言われたら有難いけど「チャイルドシートが無いから乗れない」と断るしかない。

何よりも相談する人がいない。
小さい子の成長過程なんて、親になったばかりの母親が知るわけがありません。「ただしい」と思われていることは耳にしますが、子どもたちの成長は千差万別です。全ての成長が、その子のオリジナルストーリーであり、あらゆる組合せがあるので、「まぁまぁ」「あらあら」という気持ちを持っていないと苦しくなります。

確かに、今は子育てがしにくく、母親が追い込まれやすい環境なんですね。
これはよくないなと思います。

ママ友では本音は話せない。他者とのコミュニケーションが苦手な人は男女関わらず増えていることもあり、質の高いファシリテーターが作るコミュニティの形成は少子化の歯止めには必要だと感じます。

そういった環境で子育てをする人が増えれば、親が楽しく子育てをしているのを見て育つ子どもが増え、その子たちが大人になった時、「楽しい子育てをやりたい」と思う事でしょう。


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