「そらとうみのおうち」を見学して「こどものためってこういうことだ!」と思った

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先日、こどもホスピス~そらとうみのおうちの見学に行ってきました。
設立が同じ時期で、同じ横浜で活動をしていたので、代表理事の田川さんとも長い付き合いになります。が、今回見学させていただき、実際の活動やハウスを見せていただいたことで、こどもホスピスの存在の重要性を、やっと理解することができたなと感じました。

その場所でサポートしている方や、もちろん当事者には及ばないけれど、及ばなくても、一歩でもしっかり知りたいと思えた。

「こどものため」という言葉を使う親は多いけれど、「何がこどものためなんだろう?」と疑問に思うことも多い。私もそうだけど、自分の不安ややりたくないことを「こどものため」という言葉でまとめている人も多いなと。

「そらとうみのおうち」を見学している時、「こどものためってこういうことだ!」と思った。健康で当たり前に未来が来ると思っている時には気づかないことが、ここにはたくさんあるんだと。



体験格差という言葉が流行っているけれど、ディズニーランドに行くことが本当に体験なんだろうか?誰と行ったか、どういう想いで親が連れて行ってくれたか、何に感動するのか?キャストがどんな努力をしてみんなを楽しませているのかを伝えたか?なぜこんなにきれいなのかを一緒に考えたか?

こどもの体験って、こういう内面的なことだと思う。それがディズニーランドでもおうちで一緒に料理をすることでも、何でもいい。

という、もっと本質的な部分を考える機会にもなりました。

11月29日に、協会主催の「知恵の贈り物」で田川さんにお話しをしてもらうことになりました。その時、みんなで少額になるけど寄付をすることにもなりました。協会は自立支援に特化した活動なので、昔生活に困っていた会員さんが、生活に余裕が生まれてくる人が多い。だから感謝の気持ちも強く持っている。

私たちの活動も寄付は大事なんですが、私たちが頑張れば支援事業としてビジネスにすることだってできる。シングルマザーをかわいそうとせずに、頑張っているんだよという発信で、ちゃんと事業にしていく努力が必要。まだ努力半ばだけど努力し続けて寄付に頼らなくていいようにしなきゃいけない。

しかし、こどもホスピスのように、ビジネスにできないし、してはいけない事業もある。こういう所に寄付が集まり、安心して運営していけるようになることも願わずにはいられない。「こどもたちのために」がここにある。

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