シングルマザーの情報格差の放置は、教育格差、体験格差、老後貧困などに繋がる社会課題
「できない」を「できる」へ、日本シングルマザー支援協会はシングルマザーに届く情報の質を変えていきます。
シングルマザーの自立支援が進まない理由に、情報格差があることは、協会を立ち上げた頃から感じていた。
私自身がシングルマザーとして子育てと仕事の両立に翻弄していた時、自治体に相談に言っても生活保護としか言ってもらえないし、どこを探しても欲しい情報はなく、日々も働き詰めで忙しいので、悶々としながら過ごしていました。正直イライラしていました。
一生懸命に働いて、こどもと穏やかに暮らしたいだけなのにな・・・
そんな気持ちでしたが、そういう方法を教えてくれるところが皆無だったんです。
当時は感情にも翻弄されていたし、イライラすることも多かったし、未熟だったので他人や企業を理解することよりも、自分を理解して欲しいことを優先していた気もします。そんな考えで物事が上手く進むはずがない。絶対にない。ただそれが間違っていると教えてくれる人もいなかったので、時間だけが過ぎていき、時間が過ぎるとこどもが成長してお金が掛かるようになり、更に追い詰められていきそうでした。
今、安定した生活を送れていますが、あの頃、ほんのちょっとした選択の間違いをしていたら、50代困窮者になっていたと思います。想像するだけでゾッとします。
私の場合は、自立の方法という情報が無かったので、自ら体当たりで探し続け、40歳になる頃にやっと「こういうことか・・・」が理解できるようになり、分かってから生活が安定するのには時間が掛からないので、理解してから程なく安定することができました。
その時に思ったことが「自立の方法を教えてくれる所が無いのはおかしい、この方法を伝えたい!!!」でした。その後、日本シングルマザー支援協会を立ち上げました。
現状、日本シングルマザー支援協会が伝えているような「自分の経済力と精神力を付けて自立する方法」という情報に辿り着くのは至難の業です。これがシングルマザーの情報格差であり、教育格差、体験格差、老後貧困などに繋がる社会課題と、課題を止めるのではなく、大きな課題へと成長させてしまっています。
現状9割を占める「できないよね~支援」を5割に抑えて、「できるよ!支援」を5割にしたい。そうすることで、自分でどちらの支援かを選択することが出来る状態になり、情報の偏りで諦めることなく自分で選択することができるので、その後の人生にも納得がいくのではないでしょうか?何故なら、自分で選択した結果だから。
今、非正規雇用の人も、正規雇用になるだけで生活が安定する人がかなりの人数います。が、正規雇用になれるという情報がなく諦めてしまっている人が本当に多い。これは個人の生活安定を超えて社会問題の解決に繋がります。
シングルマザーになっても、こどもが小さいからパートでもいい。そう言われて数年経つと、自信も失ってくるし、体力も衰えてきます。実はどんどんハードルを上げてしまい、社会復帰が難しくなります。
2,3歳のこどもに対して「こどもが小さいうちは・・・」だったのが、小学生になっても「こどもに手が掛かるので・・・」となり、中学生になっても「うちの子は手が掛かるので・・・」となっていく。
本音はと言うと「社会が怖い」「自分が必要とされるとは思えない」という恐怖心と不安に押しつぶされそうになっている人が多い。ここ、最も重要な支援なんです。怖いから「やらなくていいよ」は、支援者側が楽をしているし、問題を先送りにしているだけ、伴走しながら走らせてあげることで、恐怖心が取れ、自分の足で進めるようになります。その時に見せてくれる笑顔が、こどもの未来も創ります。
★シングルマザーチャンネル★