シングルマザーの課題は、介護問題、子育て問題、労働問題、貧困問題、格差問題など、あるゆる課題が凝縮されている

女性が社会で自分の居場所を見つけることは、多くの社会課題の解決に繋がります。



■女性活躍って興味ないんだな~■
興味ないんだな~
男女関係なく、女性活躍って興味ないんだな~って感じます。
この言葉じたいはよく使われるし、よく聞くようになって相当な時間が経っていますが、現場感としては、興味ないんだな~です。

シングルマザー支援はいまだに「かわいそうな人のための福祉」だと思われていますが、そんなことではなく、無関係な人はいない課題だと私もここ数年感じるようになりました。

この方、分かっていらっしゃる!!!と感じる時、とても嬉しい気持ちになります。

■解決より保護という仕組み■
10年以上前に最初に感じたゾッとするような事実は、8050問題予備軍の多さでした。しかも当事者たちに課題感が薄く、支援者も珍しいケースとして見るので社会問題とは捉えていなかった。私が感じた違和感は、解決より保護という仕組みでした。少人数の時はそれでもいいと思いますが、10年前はそこまで珍しいことでも無くなっていたのに、まだまだ保護でした。今もそれは続いています。

それって社会保障費どうなっていくの?と。

そして年々、今から頑張って働けば老後問題もそこまで苦労しなくても済みそうな方でも「生活保護があるし・・・」と言ってパートのままでいるなど、解決へと動きださない方が増えています。生活保護が気軽なものになり過ぎている気がします。それは生活保護の生活という事実を知らないからでしょうが、10年後20年後、高齢者が増える中で、年金ではなく生活保護の方がどれほど増えるのか?私からみても怖いくらい増えそうです。今でも高齢者率高いのに。

■「かわいそうな人」という支援策や又は広告が多すぎて、当事者の意識が「守られたい」に育ってしまっている■
根本的な問題は、保護する次元ではもう無いということにみんなが気が付くことで、当事者の意識も変えていかなければいけない。しかし「かわいそうな人」という支援策や又は広告が多すぎて、当事者の意識が「守られたい」に育ってしまっていることだと感じます。シングルマザーに限らずですが、結論当事者の意識が行動となるので、「自分でやらなきゃいけない」とう意識を自然と持てる機運を社会が創ることが喫緊の課題でしょう。

動くのも自分、困るのも自分。

■まとめ■
30年くらい前に見せられた、10人で1人の老人を支えていたというイラスト。これが4人で1人を支え、1.5人で1人を支えるようになるんだよと私は習いました。20代の私も、遠い未来の事と思いながら軽く「そんなの大変、負担が大きすぎる~」とか言ってましたが、そうなってしまいました。

シングルマザーの課題は、女性の課題の中でも、介護問題、子育て問題、労働問題、貧困問題、格差問題など、あるゆる課題が凝縮されています。ここを研究するだけで、女性全般の課題、社会全般の生活に関する課題は見えてくるので、解決策も見えます。もっと多くの方に、自分毎として興味を持ってもらいたいです。

テクロジーの進化で、支える1人のパワーが3人分くらいになることで、この問題は解決するのかもしれませんが、そうすると支えられる側になる確率も高まるので、私は個人的にできる限り一生支える側でいられるように未来を考えて行動していこうと思います。