出産費用ゼロ円よりも、もっと大切なこと
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■出産費用ゼロ円よりも、もっと大切なこと■
2026年春から、「出産費用がゼロ円になるかもしれない」というニュースを見ました。
これはもちろん、経済的に不安を抱える方には大きな安心材料になると思います。とても意義のある一歩です。
けれど私は、5人の子どもを育ててきて、さらに今では11人の孫にも恵まれましたが、正直に言うと、「出産費用が負担だった」と強く感じた記憶は、あまりありません。
それよりも、子どもたちと過ごす日々の中に、何ものにも代えがたい充実感を感じてきました。
では、なぜ今、若い女性たちは「産むこと」にこんなにも慎重になるのでしょうか。
私が思うには、“子育てを続けながら働くことが難しい社会構造”と、“将来の教育費など経済的な重荷が見えすぎる社会”が、女性たちの選択を曇らせているのだと思います。
■産後ケアの充実、子育てしながら働きやすい制度、日々の暮らしやすさの改善■
今必要な支援は、出産費用ゼロ円に加えて、もっと未来に希望が持てる「仕組み」の整備です
○産後ケアの充実
産んだ直後に“孤独な育児”に突入することがないように、伴走者がそばにいる仕組みを。
○子育てしながら働きやすい制度
テレワーク、病児保育、家事支援…「職場と家族」が父母ともに両立しやすい働き方を社会全体で整える必要があります。
○日々の暮らしやすさの改善
母親の精神的負担が増す社会になっています。もっと社会で子育てをする機運を作っていくことで、お金だけでなく、時間や心の余白を生めるようになり、子育て継続の鍵になるはずです。
○父親の“家庭人”教育
子育てが「母親だけの責任」ではないという認識を、学校教育や企業の人材育成にも取り込んでいきたい。
■子育てを誇れる社会づくり■
子どもを産むことに「ワクワク」できる社会。
子育てをしている今が「誇らしい」と思える環境。
そんな未来を、私たちは本気で創っていきたい。
出産費用ゼロ円という“入り口”が整った今こそ、その先にある「子育てを誇れる社会づくり」に、一緒に目を向けませんか?
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