女性活躍、日本はまだ118位。変えるのは“私たちの声”
シングルマザーの年収を1.5倍へ!
政府が発表した2025年版「男女共同参画・女性活躍基本方針」によると、日本のジェンダーギャップ指数は世界146カ国中118位。G7の中でも最下位でした。
女性のリーダーや意思決定の場が増えていない現状が、こうした数字に表れているのだと思います。
■制度は進んでいる。でも“使える支援”になっている?■
政府は2026年度に、女性活躍支援のための新しい独立行政法人を設立予定です。地方や中小企業へ専門家を派遣し、支援のネットワークをつくっていく方針だそうです。
ただ、制度が「ある」だけでは不十分。それを「使える」「届く」「心強い」と思ってもらえる形にしていくことが、これからの大きな課題です。
私たち日本シングルマザー支援協会では、制度と現場の“間”に入り、実際に必要な支援が行き届く仕組みを創っていきたいと考えています。特に地方に住むシングルマザーが、自分の暮らす地域で働き、挑戦できる環境づくりが急務です。そしてプレイフルであることも。
■女性の声が、社会の形を変える力になる■
私自身、たくさんの女性たちの「変わりたい」「自分らしく働きたい」という声を聞いてきました。
そしてその多くは、環境が整えば、社会に大きな力を与える存在です。
「子育て中でも、地方にいても、自分らしく働き続けられる社会」をつくること。
それは制度や組織だけでは叶えられない、“一人ひとりの声”が必要な取り組みです。
個別相談で聞く声、今年オープンした高知県須崎市の『りあん』で聞く声、普通の女性の声を届けて行かなければいけない。その仕組みが今はないので、作っています。
協会では今アンケートを取っています。「子育てと仕事の両立がしやすい社会をつくるための『政策提言』」という内容。途中ではありますが、現段階でも、「最も負担なことは?」の問いに、圧倒的に多かった答えが、「時間に追われていて心身の余裕がない」でした。またテレワークを求める声や、企業に対して子育てへの理解を求める声が多いです。
間もなく自立支援に特化した業界団体を設立します。そこで、多くの本当の声を政策に繋げられるように伝えて行きたいと思います。
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