シングルマザーの幸せとは?守る福祉から育てる社会へ

夜中、風強かったですね?
と、声を掛けたくなった江成です。

シングルマザーには、頑張っている人がたくさんいる。
もっと大変な人じゃなくて、頑張っている人をフォーカスしたい。
何故なら、「自立なんてできるんですか?」「自立した人なんて見たことない」
というような意見をよく聞くこともあり、知らないと自分事に考えることができないなと感じているから。

新聞とかテレビのニュースの取材申し込みは、そこそこあるのですが、どれもこれもゴールが「可哀そうなシングルマザー」を描くことが最初から決まっているので、「子どもの靴下に穴が空いているシングルマザーを紹介してください」「夜の仕事をしているシングルマザーを紹介してください」「通帳の残高が0に近いシングルマザーを紹介してください」ばかりで、日本シングルマザー支援協会ではお受けしません。

その事実ももちろんあり、社会課題ではあるんですが、ただ取り上げて放置されても何も改善しないので、ちゃんと収入を上げて生活を安定させることができるんだ!ということを広めて欲しいな・・・と感じるんです。

貧困の課題は確かにシングルマザーに多い。
が、夫婦そろっている世帯でも貧困世帯はある。若年者も高齢者も貧困の課題はそれなりに大きな課題となっている。

貧困の課題を知ってもらうことも大切ですが、今の周知だと、全体の割合よりも、貧困者の割合が多く見えているのも事実。また、周知するということは、解決に向けた行動だと私は思うので、貧困から脱却した人を多く知ってもらった方が社会全体のためになるのではないかと。

シングルマザーの課題を考えて行くと、「頑張ると損をする」という社会の仕組みも浮き彫りになる。
先ずはここの仕組みを正した方がいいのではないかと常に思う。

守る福祉から育てる社会へ。
少なくとも日本シングルマザー支援協会は、育てる社会の役割を担っていきたい。