茂木さんプロフィール
30代 子ども:小学生 初めての営業職 アルバイトから正職員 関西在住
Q. 協会に相談した時の状況を教えてもらえる?
相談したのは2020年、子どもが3歳の時でした。
離婚を前提に別居をしていたのですが、仕事がアルバイトだったので、「離婚後の生活のために正社員で働かなければ」と考え始めていました。
Q. 協会に相談しようと思ったきっかけは?
どうにか就職先を探さなければと、「シングルマザー 就職 転職」というキーワードでよく検索をしていました。シングルマザーの支援をしている団体をいくつか見つけて、その中でも日本シングルマザー支援協会が一番しっかりサポートしてくれそうな印象を受けたんです。
個別相談が無料で受けられることも大きかったかな。正直、相談にお金を出せるような余裕もなかったですし・・・。まずは “できることからやってみよう精神”で、相談することに決めました(笑)。
一人で悩んでいた時は何をどうしたらいいのかまったく分からなかったけど、協会に相談したことで道が拓けたという感じです。
ワタシのミライ相談
日本シングルマザー支援協会が提供している、個別無料相談の名称です。相談者に寄り添って解決策を一緒に考え、相談者自らの力で選択を重ねて明るい未来に進んでいくことを可能にするサポートです。オンライン相談を中心に、全国から毎年2,000件ほどの相談が寄せられています。
Q. MESで営業職をやってみようと思ったのはどうして?
MES就職プログラム
素晴らしいチャレンジ精神をお持ちのもてぎさん。
シングルマザーの就職を支援するプログラム、MES(ミーズ)を利用して、コロナ禍の緊急事態宣言が出る間際にも会社見学に行っていました。その時、営業職でやっていこうと思った理由は?
営業職はまったくの未経験でした。
「大変そうな仕事だな」とか、「ノルマというものがあるらしい」ということはなんとなく知っていたけど、何が大変なのか、ノルマを達成するってどんなことなのかはまったく知らなくて(笑)。
就業時間や休みの条件が当てはまっていたので、自立の一歩を踏み出すためにも「まずは一度やってみよう」と飛び込んだという感じでした。
Q. プレッシャーゾーンはあった?
プレッシャーゾーン
日本シングルマザー支援協会のオリジナルワード、「プレッシャーゾーン」。
新しい挑戦を始めた中でハードルが現れ、「怖い」「逃げてしまいたい」と思ってしまうタイミングのことを指しています。乗り越えれば新しい景色が見えるこのプレッシャーゾーン。もてぎさんの場合は何だった?
いろいろありましたが、今が一番大きなプレッシャーゾーンかもしれません。コロナが5類になっていろいろな制限が緩和されたことで、飛び込み営業や訪問件数を増やすよう求められるようになりました。
これまでは私も1件1件のお客様を大切にしながら自分のペースで仕事ができていたのですが、これまでのお客様との関係を保ちつつ、どう新しいお客様を開拓していくか、考えていかなければと思っています。
Q. 就職した時と今のもてぎさん、何がどう変わった?
気持ちの切り替えや決断が早くなりました。
以前の私は一度悩み始めるとなかなか前に進めなくて、いつの間にか時間が経っているということがよくありました。でも今は、困った時にちょっと協会にLINEや相談をさせてもらうことで、次の一歩を踏み出すのが早くなりましたね。
それから、MESを活用して同じ会社に就職した人同士が集まるLINEグループがあるんです。そこでのコミュニケーションにもすごく救われています。所属している支社の先輩が不在の時でも、気軽に相談できる人がいるのは心強いですね。
Q. アルバイトの時と、生活はどう変わった?
完全になくなった訳ではないけれど、お金に対する不安をそれほど感じなくなりました。
転職前の月収は、10万円あるかないか。「このままの収入では絶対に暮らしていけない」というすごく大きな不安がありましたし、日々のストレスになっていたと思います。
離婚と同時に転職して、生活水準を落とすことなく暮らせていますし、GWのような長期休みがあっても収入が安定しています。気持ちの面でも余裕が生まれました。
Q. 就職してからの3年間で、一番印象に残っていることは?
2022年の年末に、会社全体の表彰式に参加したことです。全国の優秀な職員の方々や大先輩方とご一緒させていただき、とてもいい刺激を受けました。
もし協会や山木さんに出会わなかったら、今の会社に就職していることもなかった。こんな経験をすることもなかったんだ、と思うといろいろな想いがこみ上げてきて、とても感慨深い一日になりました。
Q. これからMESを活用する人たちにメッセージをもらえますか?
はい。離婚を考えた時、経済的に自立しなければと思うものの、一人ではどうしたらいいのか思い悩むばかりで前に進めませんでした。
でも、MESというプログラムに出会ったことで、「大丈夫、私はできる!」と思えるようになったんです。
協会のみなさんのアドバイスを信じて進んでいけば、必ず自立に向けた行動ができるはず。自分を信じて、一歩を踏み出してみてください!