大阪府堺市で行われた堺市母子父子自立支援員研修に当協会の江成道子が講師として登壇しました。

研修内容

・ひとり親の今
・ひとり親の未来
・自立支援の方法
・最後に「10年後を安定させる自立支援」

時代の変化の中で、女性が自立することが当たり前になった。ひとり親は特に就労の重要さが増している。これまでの自立支援は就労は促していたが、生活を安定させる収入を得るための自立支援ではなかった。そのために働いているひとり親は80%を超えているが、貧困世帯が50%も存在する結果となっている。これからの自立支援の在り方とは?が分かる研修となっている。

参加いただいた堺市の堺市母子父子自立支援の感想をいただいております。

  • シングルマザーがどのようなコミュニティに属しているかで、情報格差があり、もらうお金ばかり気にしているといった内容に興味を持ちました。子が小さい頃にシングルマザーになった方ほど、子の自立までの期間が長いのに有効活用できていないという視点も考えさせられました。収入を上げない方が、大学等の学費の支援が手厚いことについては、相談を聴いていてもジレンマを感じます。相談者と信頼関係を築きながら、相談者が気づいていない可能性を一緒に考え、ステップアップを後押しする支援もしていきたいと思います。研修内容は児童扶養手当申請者の全員にも聞いてほしいと思いました。貴重な研修を受けさせていただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
  • 研修ありがとうございました。
    現状福祉を受けなければ損と考えている人が多く、そこの意識を変えないといけないと感じました。
    これまで、なにかできることをしてあげよう、なにが相談者にとっていいか考えようとしましたが、自立支援はあくまで本人が自立するのをサポートする程度なのだと気づきました。
    また自立を促す際、プレッシャーゾーンというのがあり、先にプレッシャーゾーンがあることを伝えておくことで、怖くなくなるというのが印象的でした。
    ただ行政としてできることと民間でできることは違うと感じたので、連携をとることでより良い支援ができると思いました。
    研修を、これからの支援に活かしていこうと思います。
  • 「お母さんが働くことは、子どものメリットにしかならない。」という先生のお言葉・・・私も窓口で相談に来られた方にかけてきた言葉ですが、本日の研修であらためて、それは、正しい助言であることが認識でき嬉しく思いました。ややもすると、世の中の流れが、支援重視となり、積極的にひとり親の自立を進めることに消極的である感が否めませんが、先生の講義に勇気付けていただけたので、めげずに、あきらめずに、親が働き自立することの意義を辛抱強く声かけしていきたいと思います。その際、講義で学ばせていただいたスキルを活用し、相談者自身が意識改革していただけるようなアプローチを進めていければと考えております。本日は、今、ひとり親支援に何が求められているかを理解し、母子・父子父子自立支援員として今後どのように関わっていけばよいかを知る良い機会となり、有意義な研修となりました。心よりお祈り申し上げます。
  • 研修をお引き受け頂きありがとうございました。事業が年々拡大していくなかで、母子・父子自立支援員が、支援員自身も悩んでおり、私たちは事務屋やからと自信も無くしている状況でした。市としても、支援員の事務量を減らすべく、申請方法が紙しかなかったのですが、電子申請を昨年度構築し、今年度より少しずつ広げていきます。本当にありがとうございました。

日本シングルマザー支援協会は、すべてのシングルマザーが自立し、子どもと共に安心して暮らせる未来を目指しています。情報格差をなくし、経済的・精神的に安定するための支援を提供。シングルマザーが自分の可能性を信じて前進できる社会を築いていきます。

日本シングルマザー支援協会ではこのような研修もお受けしております。
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