【自分らしく生きるシングルマザーは自立している!会員さん紹介シリーズ No29】
年間100名を超えるシングルマザーが自立しています。その中のほんの数名の方ですが、皆さんの道しるべになると思います。共感できる方の真似をしてみてください。
本日ご紹介する会員さんは、大阪府在住の山徳さんです。
最初にお会いしたのは、大阪市のセミナーでした。ご主人を亡くされてから、まだ1年過ぎたころだったので、不安で仕方ない状況でした。それでも市のセミナーに参加していたことは素晴らしい行動だと思います。
セミナーをきっかけに相談してくれるようになり、マスカットからスタートして、そこでしごとを評価された正社員になり、会社が倒産した後にもう一度就職支援をして、今は営業職で頑張っています。
営業職に転職する時に、年齢が50代半ばだったので、ここは山木さんが「人柄は推薦できる方」ということを強く伝えてくれて、無事に就職し、もう1年以上経ちました。
筆まめな方で、誰からも信頼される方。自信を取り戻したことで、本来の彼女の素晴らしさが活きているのだと思います。
年齢の壁も押しのけて、社会で活躍する彼女は、50代以上の女性にも希望を与えてくれています。
山徳さんからのコメント
6年半前、夫をがんで失いました。多くの問題を抱え、中学生だったひとり息子と引きこもる生活。辛すぎました。
息子が進路決定をする時期になり、意を決して相談しようと役所へ。子育てのことに加えて、「年収アップをめざすためのトータルサポート講座」の参加を勧められました。
話を聞いて「ずっとこのままでいたくない!変わりたい!」と湧き上がる強い気持ちに従い、すがる思いで参加を決めました。
3か月間で全6回のセミナーは、自立を目的とした他では知り得なかった内容ばかり。目が覚めるとはこのことだと。
自身と向き合い、元気を取り戻し、生きていく力をいただきました。
江成さんと山木さんはじめ、このセミナーで協会に出会っていなければ、いまの生活はありません。私と息子の再起に向けた大きな転機となりました。
セミナー後も就職支援はもちろん、スキルアップの講座、家の売却、家探し、お金のこと、シングルマザーの方との交流などなど、事あるごとになんでも学んだり相談したり。ずっと寄り添っていただいています。
以前は「もう歳やから」と言って、やらない自分の言い訳にしていました。でも、ずっと苦しいままでいたくなかったから、協会の方々からの言葉を素直に受け入れて、ダメもとでやってみようと決めたんです。
57歳のいま、営業職でどうにかがんばれています。びっくりするくらいに年齢にこだわらなくなった自分がいます。
年齢を重ねてきたからこそ、得られたさまざまな経験が何よりも大切な宝物だと、あらためて気づきました。
仕事を通して、どんな人生の経験を積んでも、知らないことって山ほどあるんだなあと、日々実感します。教えていただくことばかり。
泣いたり落ち込んだりドキドキしたり、色々な不安もずっとあります。
きっと不安は小さくなっても、また新たに別に生まれて、すべてなくなることはないのかもしれません。
そう思う自分も丸ごと受け入れたいな。自分なりの小さな幸せを見つけて、喜びを感じられる人生にしていきたいです。
これからの新しい出会いや経験も楽しみたい。人として心豊かに、しなやかに生きていけたらいいなあと思っています。
そう思えるいまの自分を取り戻すきっかけをいただけた協会に、心から感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
※日本シングルマザー支援協会の「自立」とは、少しでも貯蓄ができていて、未来への希望を持てる状態を言います。