シングルマザー、離婚後の生活を安定させるには?
江戸時代、明治時代の女性は本気で家族で支えていた。犠牲という意識ではなく、本気で家族の幸せを考えていた。本を読んだり、映画を観たりすると、女性の底力を感じる江成です。
特に、名を残した人の母親や奥さんが素晴らしいわけです。女性の底力を活かすことで、全ての人が活き活きと暮らせるのかもしれないと思います。今は令和時代なので、同じ方法ではないでしょう。今の時代の女性の底力って、誰にも依存していない女性にあるのだろうと感じます。
養育費問題が課題になることが多いですが、養育費未払い問題は氷山の一角でしかないので、もっと根本的な課題に着目しないと、いつまで経っても解決しないです。
婚姻関係が継続している中で、家庭にお金を入れない男性がどれだけいるのか?
あればあるだけ使ってしまう夫、借金を勝手にしてきてしまう夫、妻が貯金しようと思って働くとそのお金は家計費にいれろと言う夫、仕事が続かない夫、二人親でも貧困な家庭なそれなりにいます。
夫の収入が低いことで、家計が苦しいのはまだ分かる。夫の収入が高くても、家族を養うという責任感を持たない夫もそれなりにいます。逆に驚く金額の養育費を支払っている男性もそれなりにいますが。
人それぞれではあるのですが、お金を稼ぐ力がそもそもない男性もいれば、自分以外の家族にお金を使われるのが許せない男性もいる。
養育費問題って、払わないから払え!というだけでは解決しないんです。
離婚前から相談を受けていると、「ご主人は養育費を払うとは思えないですよ、経済力を付けておきましょう」と伝えるケースも多々あります。結婚している時から、家にお金を入れることができていなかった人が、離婚したら養育費をちゃんと払うと考えるのは難しい。リスクヘッジとして良心的な養育費保証に入っておくことも重要だと感じます。
課題を整理すると、
1、夫が養育費を払う
2、離婚後の生活を安定させる
は別に考える必要があるんです。別居親が養育費を支払うのは、取り決めによるところはありますが、基本的には当たり前です。しかし、事実として払う能力が低い人もいる。病気になってしまうこともある、会社が倒産してしまうこともある。だから仕方ないということではなく、それでも子どものために支払える努力はすべきですが、絶対に払ってもらえると思うこともリスクが高いということです。
離婚後の生活を安定させることは、これは女性側自身の課題です。どのようなことがあっても生活を安定させることを考えて就職を決めたり、将来設計をする必要性があります。
解決方法としては、離婚の時に必ず良心的な養育費保証に入り、養育費に関しては第三者に委託してしまう。養育費に関するストレスを軽減した上で、自分のキャリアアップ、将来シュミレーションを作成し、生活を安定させることに力を注ぐ。
母親が不安や怒りを持ち続けていたり、両親がずっと争っていることが子どもには辛いこと。家族への責任を負って前に進む両親を見ることで、大人になって結婚した時に、その子も家族を養う責任感を持てるようになるのではないでしょうか?
こうなれば、いつの日か離婚しても養育費を支払わない人は減っていく気がします。