「承認する」ことと、「甘やかすこと」の違いを母親が理解していない?

「女帝 小池百合子」を買ってみた。まだ読んではいない江成です。

■素直な人は幸福度が高い■
女性が幸せになるために、女性も自立しやすい社会を目指しています。年間2000件の個別相談をしていると、生活の安定と幸福度に関連性があることは見えます。誰にでも分かると思うくらい、はっきりと見えます。

素直に他人の意見を受け入れることができる人ほど、生活を安定させやすいことも見える。これは受け身ということではなく、他人の意見を素直に受け入れ、自分の中で落とし込むことができる人ということです。

「素直に他人の意見を受け入れることができる人」と言うと、他人の意見に流される、言われた事をそのまんま聞かないといけない、という誤解をされますが、それでは自分が無く、他人に振り回されるだけです。

素直な人がやっていることは、話を聞くごとに自分の意見が変わるのではなく、話を聞くごとに自分の意見をバージョンアップさせることができるというイメージです。

■「承認する」ことと、「甘やかすこと」の違いを母親が理解していない?■
愛されるコミュニケーション講座で、子どもの話を聞く、共感するスキルをお母さんに知ってもらい、子どもに対して実践してもらいます。よくある質問に、「子どものわがままを聞かないといけないんですか?」があります。

これは、「承認する」ことと、「甘やかすこと」の違いを母親が理解していないことになります。
子育てとは、親の考えを押し付けることではなく、子どもの可能性を伸ばすことです。この違いを個別相談や講座の中で説明する機会も多くなりました。説明すると皆さん「なるほど~、確かに重要」と言います。また、何故か嬉しそうな顔をされるんですよ。話を聞いただけで嬉しそうな顔をされるのはなんでかな?と考えると、普段お子さんと向き合っている経験から、話を聞いただけで子どもが変化するイメージができるのだろうと私は思いました

お母さんが笑顔になること、それは子どもの幸せでもあります。子どもたちは、お母さんの喜びを自分の喜びとすることができる素晴らしい人間です。私たち大人よりも完璧なマインドを持っているこどもの可能性を、親が潰しさえしなければ、子どもたちは勝手に幸せな大人になります。